ツノガエルの中でも特に人気が高い「クランウェルツノガエル」と「ベルツノガエル」。一見するとそっくりなこの2種ですが、実は性格や体の特徴、飼育方法に至るまで、さまざまな違いがあります。
「見た目は似ているけど、どこが違うの?」「飼うならどっちが育てやすい?」「カラーやモルフの種類って何があるの?」そんな疑問をお持ちの方のために、本記事ではクランウェルツノガエルとベルツノガエルの違いをわかりやすく比較しながら、大きさ・生息地・モルフ・餌の頻度といった気になるポイントまで徹底解説いたします。
これからツノガエルを飼おうと考えている方も、すでに飼っていて違いを知りたい方も、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
クランウェルツノガエルとベルツノガエルの違いとは?
クランウェルツノガエルとはどんなカエル?
クランウェルツノガエル(学名:Ceratophrys cranwelli)は、南アメリカ原産のツノガエルの一種で、特に大きな体と特徴的な顔つきで知られています。一般的に「ウェルツノガエル」とも呼ばれ、ピンと立った耳のような角が特徴的です。体長は最大で15cm以上になることもあり、堂々とした姿が印象的です。自然界では主にアルゼンチンやパラグアイなど、乾燥地帯や湿地帯の水辺に生息しています。
また、クランウェルツノガエルはその非常に食欲旺盛な性格で有名で、獲物を待ち伏せして捕らえる「待ち伏せ型」の捕食方法を取ります。これはその強い顎と鋭い歯によるもので、エサの頻度や管理方法にも少し工夫が必要です。
ベルツノガエルの特徴と魅力
ベルツノガエル(学名:Ceratophrys ornata)は、同じくツノガエル科に属するカエルで、主に南アメリカのアルゼンチンやブラジル、ウルグアイに生息しています。クランウェルツノガエルと比べると、少し小柄で、体長は最大でも12cmほどとされていますが、その体形と特徴的な角は見分けやすいポイントです。
ベルツノガエルの最大の魅力は、その美しい模様と色彩にあります。顔に大きな角があり、体の周りには茶色や緑色の斑点模様が広がり、自然界でのカモフラージュ能力が非常に高いです。彼らは動きが遅く、大きな口を使って獲物を捕まえますが、クランウェルツノガエルとは異なり、比較的おとなしい性格をしています。そのため、初心者にも飼いやすいと言われています。
クランウェルツノガエルとベルツノガエルの見た目・性格の違い
見た目に関して言えば、両者は非常に似ている部分もありますが、いくつかの顕著な違いがあります。
- クランウェルツノガエルは、より大きく、がっしりとした体型をしており、顔の角が前方に突き出ています。そのため、顔つきが非常に特徴的で、正面から見たときに非常に迫力があります。
- ベルツノガエルは、クランウェルに比べて少し小柄で、顔の角がやや丸みを帯びています。また、ベルツノガエルはその美しい模様で知られており、全身に広がる斑点模様が特徴です。
性格については、クランウェルツノガエルが非常に活発で好奇心旺盛な一方、ベルツノガエルはおとなしく、飼いやすいとされています。クランウェルは活発に動き回ることが多く、餌の時間などにはとても食欲が旺盛です。一方、ベルツノは比較的おとなしい性格で、落ち着いて飼うことができるため、飼育初心者にも向いています。
飼育方法や環境の違いについて比較
クランウェルツノガエルとベルツノガエルを飼う際の環境の違いについても触れておきましょう。基本的な飼育環境としては両者とも湿度が高めで、水を必要としますが、それぞれに少し違った特徴があります。
- クランウェルツノガエルは乾燥した環境でも比較的強いですが、湿度が一定に保たれるような環境が理想です。また、十分に広いスペースが必要で、餌を与える際には、待ち伏せ型の捕食をするので、視覚的な障害物を与えると良いです。
- ベルツノガエルは湿度と温度の管理が重要で、特に湿度が高く保たれる環境を好みます。また、クランウェルツノガエルと比べると、比較的温和な性格を持つため、飼いやすいとされています。
両者の飼育にはそれぞれの特徴を理解した上で、環境を整えてあげることが大切です。
クランウェルツノガエルの基礎知識
クランウェルツノガエルの大きさと最大サイズは?
クランウェルツノガエルは、成体になるとかなり大きく成長することで知られています。通常、体長は約10cm~15cmほどですが、特に栄養が豊富な環境で育つと、最大で18cm以上に達することもあります。そのため、飼育環境を整える際には十分なスペースが必要です。
また、大きくなるほどその存在感も増し、強力な顎を使って獲物を捕らえるため、飼育する際には餌の管理や頻度にも注意が必要です。適切な大きさの飼育ケースを用意し、十分な動きが取れるスペースを確保しましょう。
クランウェルツノガエルの生息地と自然下での様子
クランウェルツノガエルは、南アメリカのアルゼンチン、パラグアイ、ボリビアなどの乾燥地帯や湿地帯に生息しています。自然下では、乾燥期には地下に潜って過ごし、雨季が訪れると水辺で活発に活動を始めます。
この生態から、飼育環境の湿度管理が特に重要です。乾燥し過ぎず、湿気が保たれる場所を作ることで、クランウェルツノガエルの自然な習性を再現することができます。また、温度は20~28℃くらいが理想的で、あまり急激な温度変化がないようにしましょう。
カラーやモルフの種類を徹底紹介
クランウェルツノガエルは、その魅力的な見た目で人気が高く、さまざまなモルフ(色変種)があります。自然界では、基本的には緑色や茶色、茶緑色が中心で、体に黒い斑点がある個体が多いです。しかし、近年では人工的に品種改良が行われ、さまざまなカラーや模様の個体が流通しています。
- ノーマル(標準タイプ):最も一般的なタイプで、緑色や茶色の体に黒い斑点模様が特徴です。
- アルビノ:色素が欠乏しているため、白っぽい体色で目は赤くなることが特徴です。
- モザイク:斑点模様がはっきりとした、非常に美しい外見の個体です。
- ピンク:赤みがかった色合いの個体も存在し、非常に珍しいとされています。
モルフごとにその価格帯や見た目が異なりますが、飼育する際の管理方法や基本的なケアはほとんど同じです。モルフによって見た目の魅力が大きく異なるため、自分の好みに合ったものを選ぶ楽しみもありますね。
クランウェルツノガエルの飼育と管理ポイント
餌の種類と頻度の目安
クランウェルツノガエルは、肉食性で非常に食欲旺盛なカエルです。自然界では昆虫、小動物、さらには小型の爬虫類や小魚などを捕食します。飼育下では、以下のような食べ物を与えることが一般的です。
- コオロギ、ミルワーム、デュビア(ゴキブリ)、スーパーワームなどの昆虫類
- ピンクマウスやラットのヒナ(特に大きな個体に与えることができます)
- レプトミンや爬虫類専用フード(栄養バランスを補うため)
餌の頻度については、クランウェルツノガエルは成長に伴い食べる量が増えていきます。一般的には以下のような目安で餌を与えることが推奨されます。
- 幼体(1〜6ヶ月):1日1回
- 成体(6ヶ月以上):2〜3日に1回の頻度で十分です。
ただし、クランウェルツノガエルは非常に食欲が強いため、過剰な給餌を避け、適切な量を与えることが大切です。特に、餌を与える際には食べ過ぎや体重過多に注意しましょう。餌を与える時間帯や量については、観察しながら調整してください。
初心者でも大丈夫?ツノガエル飼育は難しい?
クランウェルツノガエルの飼育は難しいのでしょうか?
ツノガエルは、実際には飼育初心者にも人気が高いカエルです。その理由は、比較的手間が少なく、飼育管理がしやすいからです。ただし、湿度や温度の管理が必要であり、飼育環境を整えるための知識が求められます。
特に重要なのは以下のポイントです:
- 湿度:クランウェルツノガエルは湿度を高めに保つ必要があります。湿度が低すぎると、皮膚が乾燥し、脱皮不全や健康に悪影響を与えることがあります。湿度は60%~80%程度を維持するようにしましょう。
- 温度:適切な温度範囲を保つことも重要です。20℃~28℃の間が理想的です。温度が高すぎるとストレスや食欲不振を招くことがありますので、注意が必要です。
また、クランウェルツノガエルは基本的におとなしい性格ですが、過度な取り扱いを避けることが大切です。彼らは触られることを嫌う場合が多いため、飼育者は優しく取り扱い、ストレスを最小限に抑えるようにしましょう。
飼育にかかる手間を少なくし、クランウェルツノガエルが元気に過ごせる環境を作ってあげれば、飼育は比較的簡単です。
健康に育てるための注意点とアドバイス
クランウェルツノガエルを健康に育てるためには、以下のアドバイスを守ることが大切です:
- 水の管理:飼育環境には十分な水場を設けて、頻繁に水を取り替えましょう。水が汚れると健康に悪影響を与えることがあるので、清潔を保つことが重要です。
- 脱皮環境:脱皮がスムーズに行えるよう、湿度を高めに保つことが大切です。乾燥しすぎると脱皮不全を起こす可能性があります。
- 病気の予防:クランウェルツノガエルは、寄生虫や皮膚病にかかることがあります。購入時には信頼できるショップから購入し、定期的に健康チェックを行うことが必要です。
どちらを飼うべき?クランウェル or ベルツノ
飼いやすさと性格で選ぶなら
クランウェルツノガエルとベルツノガエル、どちらを選ぶかは、飼いやすさや性格に基づいて決めると良いでしょう。以下のポイントで比較してみましょう。
- クランウェルツノガエル
クランウェルツノガエルは、非常に食欲が旺盛で活発な性格を持っていますが、比較的手間のかかる飼育環境が求められます。湿度や温度を適切に保つことが必要で、やや積極的に動くため、スペースや環境の整備が重要です。ただし、その分元気に育ち、愛嬌もあるため、比較的飼いやすいと言えるでしょう。 - ベルツノガエル
ベルツノガエルは、クランウェルツノガエルに比べると少し温和な性格をしており、活発さは少ないです。そのため、飼いやすいと感じる人が多いです。また、飼育環境についてもクランウェルより少し優しい管理が可能で、湿度管理や温度管理さえしっかりしていれば、あまり手間をかけずに飼うことができます。
初心者にとっては、比較的ベルツノガエルが飼いやすいかもしれませんが、クランウェルツノガエルの独特の魅力や存在感を楽しみたいという方には、やりがいのある飼育になるでしょう。
見た目・色の好みで選ぶなら
見た目や色に関しても、クランウェルツノガエルとベルツノガエルは異なります。自分の好みに合った色や模様を選ぶことができるのも、飼育の楽しみの一つです。
- クランウェルツノガエル
クランウェルツノガエルは、標準的な緑色や茶色の個体が多く、自然界に近い色合いが特徴です。しかし、最近では多くのモルフが登場しており、アルビノやモザイクなど、カラフルで個性的な個体も見ることができます。個体差が大きいため、自分の好みの色を選ぶ楽しみもあります。 - ベルツノガエル
ベルツノガエルは、茶色や緑色の模様があり、全体的にカモフラージュ能力が高いです。その美しい模様や斑点模様が特徴的で、自然な色合いを好む方には最適です。モルフに関しては、クランウェルツノガエルほどバリエーションは多くありませんが、それでも魅力的な個体が多くいます。
見た目で選ぶなら、どちらも独自の魅力があるため、自然な色合いを好むならベルツノガエル、よりユニークな模様を楽しみたいならクランウェルツノガエルが向いているかもしれません。
まとめ:自分に合ったツノガエルを見つけよう!
最終的に、クランウェルツノガエルとベルツノガエル、どちらを選ぶかは、飼育の手間や管理のしやすさ、そして見た目の好みに基づいて決めることをおすすめします。
- 飼育に手間をかけたくない場合や、比較的おとなしい性格のカエルを飼いたいなら、ベルツノガエルが最適です。
- よりアクティブで元気なツノガエルを育てたい方や、ユニークな模様を楽しみたい方には、クランウェルツノガエルがぴったりです。
どちらのツノガエルも、それぞれの魅力があり、適切な飼育環境を提供することで、健康に元気よく育てることができます。自分のライフスタイルや好みに合わせて、素敵なツノガエルライフを楽しんでくださいね♪


