「今日から家族になるカナヘビ、名前をつける前に性別を知りたい!」 「小さくて可愛いけれど、この子はまだ赤ちゃんなの?」
日本の身近な爬虫類であるカナヘビですが、犬や猫のようにパッと見ただけで性別や年齢を判断するのは少しコツがいります。特にベビー(幼体)の時期は特徴が少なく、プロでも見分けるのが難しいと言われています。
しかし、成長するにつれて体に明確な「サイン」が現れます。今回は、今日からすぐに使えるカナヘビの性別(オスメス)を見分ける3つの決定的なポイントと、メス特有のシルエット、そして体のサイズから推測する年齢の見分け方を、写真付きで分かりやすく徹底解説します!
カナヘビの「性別(オスメス)」を見分ける3つのポイント
大人のカナヘビ(体長15cm以上)であれば、以下の3つのポイントで確実に見分けることができます。
1. 尻尾の付け根の「ふくらみ」(一番確実!)
最も分かりやすいのが、後ろ足の付け根(排泄孔のすぐ後ろ)の形状です。
| オス | 付け根の部分がぷっくりと2つに膨らんでいます。これは、ヘミペニスと呼ばれる生殖器が収納されているためです。 |
| メス | 膨らみがなく、付け根からスッと滑らかに細くなっていきます。 |
2. 頭の大きさと「エラ張り」
顔のシルエットにも性差が現れます。
| オス | 頭が大きく、アゴの付け根(エラの部分)がガッチリと横に張っています。噛みつく力が強いため、筋肉が発達しているのです。 |
| メス | オスに比べて頭が小さく、シュッとした細面(ほそおもて)をしています。 |
3. お腹の色と模様
春から夏の繁殖期になると、オスのお腹から下あごにかけて、うっすらと黄色やオレンジ色の婚姻色(こんいんしょく)が出ることがあります。また、メスに比べて背中の模様のコントラストがはっきりしていることが多いです。
「カナヘビのメス」特有の特徴とは?
メスのカナヘビには、オスにはない全体的なシルエットの特徴があります。
ぽってりとした体型
オスがスリムで筋肉質なマイルドマッチョ体型なのに対し、メスはお腹周りがふっくらとしています。
卵を持っている場合
春先にお腹が異常にパンパンに膨らんでいる場合は、卵を持っている(抱卵している)可能性が高いです。横から見ると、お腹に白い卵が透けて見えることもあります。

カナヘビの「年齢」の見分け方|大きさで推測する
野生のカナヘビの寿命は約7年と言われていますが、「正確な年齢」を外見からピタリと言い当てることはできません。しかし、「全長(鼻先から尻尾の先まで)」を測ることで、おおよその年齢ステージを推測できます。
生後半年未満(ベビー)
全長:6cm 〜 10cm程度
夏の終わりから秋にかけてよく見られます。頭でっかちで、尻尾がまだ短く、動きが非常にちょこちょこしています。この時期はオスメスの見分けはほぼ不可能です。
1年目(ヤング)
全長:10cm 〜 15cm程度
最初の冬眠を乗り越えた若者です。徐々に性別の特徴(オスのエラ張りなど)が出始めます。
2年目以降(アダルト)
全長:16cm 〜 25cm以上
立派な大人です。尻尾が非常に長く、全体の3分の2を占めるようになります。オスメスの違いがはっきりと分かり、繁殖が可能になります。

まとめ:観察のポイントは「尻尾の付け根」と「頭」
カナヘビのオスメスと年齢の見分け方についてまとめます。
- 性別は「尻尾の付け根」のふくらみ(オスは膨らむ、メスはスッキリ)で判断する。
- オスはエラが張って頭が大きく、メスは小顔でぽってり体型。
- 年齢は正確には分からないが、全長で「ベビー(10cm未満)」「ヤング」「アダルト(16cm以上)」の推測が可能。
お迎えしたカナヘビを透明なプラケースに入れ、下からそっと覗き込んで「尻尾の付け根」をチェックしてみてください。「この子はメスだから、お腹のぽってり感を大切に育てよう!」など、性別や年齢が分かると愛着もひとしおですよ!


