オニプレートトカゲの種類と飼育ガイド|価格・寿命・餌・モルフまで徹底解説

オニプレートトカゲの種類と飼育ガイド|価格・寿命・餌・モルフまで徹底解説 トカゲ
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オニプレートトカゲは、頑丈な鱗と迫力のある見た目が特徴の人気のトカゲです。比較的丈夫で飼育しやすく、爬虫類初心者から上級者まで幅広く愛されています。しかし、種類ごとの特徴や飼育環境、必要な餌について正しく理解しておかないと、健康を維持するのが難しくなることも。

本記事では、オニプレートトカゲの種類やモルフ、値段や販売情報、飼育方法、寿命、餌の与え方、性格や噛むことの有無などを詳しく解説します。**「オニプレートトカゲの餌を食べないときはどうすればいい?」「寿命はどのくらい?」「どこで購入できる?」**といった疑問を解決し、適切な飼育方法を学びましょう!

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  1. オニプレートトカゲとは?
    1. オニプレートトカゲの特徴と生態
    2. オニプレートトカゲの生息地と野生での暮らし
    3. イワヤマプレートトカゲとの違い
  2. オニプレートトカゲの種類とモルフ
    1. オニプレートトカゲの代表的な種類
    2. カラーバリエーションとモルフの種類
  3. オニプレートトカゲの値段と販売情報
    1. オニプレートトカゲの平均的な値段
    2. 購入できる場所(ペットショップ・通販サイト)
      1. 購入できる主な場所
      2. 購入時のチェックポイント
  4. オニプレートトカゲの飼育方法
    1. ケージの選び方とレイアウト
      1. おすすめのケージタイプ
      2. レイアウトのポイント
    2. 温度・湿度管理のポイント
      1. 温度管理のポイント
      2. 湿度管理のポイント
    3. オニプレートトカゲが食べる餌と野菜の種類
      1. 主な餌の種類
      2. 餌やりの頻度
    4. 餌を食べないときの対処法
      1. よくある原因と対策
  5. オニプレートトカゲの性格とハンドリング
    1. オニプレートトカゲの性格と飼いやすさ
      1. オニプレートトカゲの性格の特徴
    2. オニプレートトカゲは噛む?ハンドリングのコツ
      1. 噛まれる原因と対策
      2. ハンドリングのコツ
  6. オニプレートトカゲの寿命と健康管理
    1. オニプレートトカゲの平均寿命
      1. 寿命を延ばすためのポイント
    2. オニプレートトカゲに多い病気と対策
      1. よくある病気とその対策
      2. 病気予防のためにできること
  7. まとめ
    1. オニプレートトカゲを飼育する際のポイント

オニプレートトカゲとは?

オニプレートトカゲの特徴と生態

オニプレートトカゲ(学名:Gerrhosaurus major)は、アフリカ大陸に生息する中型のトカゲです。体長は約30〜50cmになり、全身を覆う硬い鱗が特徴的です。この鎧のような鱗により、外敵から身を守ることができます。

性格は比較的温厚で、飼い主に慣れる個体もいますが、臆病な面もあり、急な動きには警戒することが多いです。野生では主に乾燥したサバンナや岩場に生息し、日中に活動する昼行性のトカゲです。

オニプレートトカゲの生息地と野生での暮らし

オニプレートトカゲは、アフリカのサバンナ地帯を中心に生息しています。特にケニア、タンザニア、モザンビークなどの国々で見られ、乾燥した草原や岩場に隠れながら生活しています。

野生では主に昆虫や小型の動物、果実、植物などを食べる雑食性です。日中は岩の隙間や地面のくぼみに身を潜め、外敵の目を避けながら過ごします。乾燥した環境に適応しており、比較的丈夫な体を持っていますが、急激な環境の変化には弱い一面もあります。

イワヤマプレートトカゲとの違い

オニプレートトカゲとよく比較されるのが**イワヤマプレートトカゲ(学名:Cordylus tropidosternum)**です。両者とも見た目が似ていますが、以下のような違いがあります。

特徴オニプレートトカゲイワヤマプレートトカゲ
体長約30〜50cm約15〜25cm
体の構造鱗が大きくゴツゴツしている体が細長く滑らか
生息地アフリカ東部(サバンナ)アフリカ南部(岩場)
性格温厚だが臆病活発で素早い
飼育のしやすさ比較的飼いやすい環境管理が難しい

イワヤマプレートトカゲはオニプレートトカゲより小型で、より素早い動きをします。そのため、ペットとして迎える際には、よりハンドリングしやすいオニプレートトカゲが初心者向きと言えるでしょう。

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オニプレートトカゲの種類とモルフ

オニプレートトカゲの代表的な種類

オニプレートトカゲには、いくつかの亜種や近縁種が存在しますが、ペットとして流通しているのは主に以下の種類です。

  • オニプレートトカゲ(Gerrhosaurus major)
    一般的に「オニプレートトカゲ」と呼ばれる種類で、最も流通量が多い。体長は約30〜50cmになり、黒褐色〜黄褐色の硬い鱗を持つ。
  • セネガルオニプレートトカゲ(Gerrhosaurus major bottegoi)
    通常のオニプレートトカゲよりもやや小型で、体色が明るい傾向がある。アフリカ西部のセネガル周辺に生息。
  • キタオニプレートトカゲ(Gerrhosaurus major major)
    体色が濃い黒褐色で、ややずんぐりした体型をしている。東アフリカに分布し、流通量は少ない。

このように、生息地や地域によって体色や大きさに若干の違いがありますが、基本的な飼育方法はどの種類もほぼ同じです。

カラーバリエーションとモルフの種類

オニプレートトカゲは、他のトカゲ(例えばレオパードゲッコーやボールパイソン)ほど多くのモルフが存在するわけではありません。しかし、個体ごとに体色や模様に若干の違いがあり、以下のようなバリエーションが見られます。

  • ダークタイプ:黒味が強く、全体的にシックな印象の個体。
  • ライトブラウンタイプ:明るめの茶色や黄色がかった体色を持つ個体。
  • スポットタイプ:背中や側面に点状の模様が見られる個体。

また、野生採集個体と繁殖個体で色味に違いが出ることもあります。現在、人工的な品種改良による特定のモルフは少ないですが、今後の繁殖が進めば、新たなカラーバリエーションが誕生する可能性もあります。

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オニプレートトカゲの値段と販売情報

オニプレートトカゲの平均的な値段

オニプレートトカゲの価格は、15,000円〜30,000円が相場です。ただし、サイズや健康状態、流通状況によって価格に変動があります。

価格の目安

  • ベビー・ヤング個体:15,000円〜20,000円
  • アダルト個体:20,000円〜30,000円
  • 希少なカラーバリエーション(ライトブラウンタイプなど):30,000円以上

ワイルド(野生採集)個体が流通することが多く、人工繁殖個体(CB個体)はほとんど出回っていません。CB個体は入手困難ですが、環境への適応力が高く、病気のリスクが少ないため、今後の繁殖が期待されています。

購入できる場所(ペットショップ・通販サイト)

オニプレートトカゲは比較的流通量が多い爬虫類ですが、すべてのペットショップで扱っているわけではないため、購入場所を慎重に選ぶ必要があります。

購入できる主な場所

  • 爬虫類専門店
    → 実際に状態を確認でき、店員に飼育方法のアドバイスを受けられるのがメリット。
  • エキゾチックアニマルを扱うペットショップ
    → 一部の大手ペットショップでは爬虫類コーナーで取り扱っていることもある。
  • 爬虫類即売会・イベント
    → 日本国内では定期的に開催される「レプタイルズショー」「ジャパンレプタイルズショー(JRS)」などで入手可能。ブリーダーやショップと直接交渉できるのが魅力。
  • 通販・オンラインショップ
    → 爬虫類専門のオンラインショップで購入可能。ただし、実際に状態を見て選ぶことができないため、信頼できるショップを選ぶことが重要。

購入時のチェックポイント

  • 目がクリアで濁っていないか
  • 皮膚に傷やただれがないか
  • 活発に動いているか
  • 拒食(餌を食べない)していないか

購入前に可能であれば店員に「どんな餌を与えているか」「最近の食欲はどうか」などを確認しましょう。健康な個体を迎えることが、長く飼育するためのポイントです。

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オニプレートトカゲの飼育方法

ケージの選び方とレイアウト

オニプレートトカゲは地表性のトカゲなので、床面積が広めのケージを選ぶのがポイントです。最低でも横幅90cm×奥行45cm×高さ45cm程度のサイズが理想です。

おすすめのケージタイプ

  • ガラス製ケージ:保温性が高く、湿度管理がしやすい。
  • 木製ケージ:断熱性が高く、冬場の保温対策に優れる。
  • プラスチック製ケージ(大型プラケース):軽量で扱いやすいが、通気性が低いため換気に注意。

レイアウトのポイント

  • 床材:ヤシガラ、赤玉土、ウッドチップなど。乾燥しすぎを防ぐため、保湿性のある床材を使うとよい。
  • 隠れ家:流木やシェルターを設置し、ストレスを軽減。
  • 登れる場所:石や流木を配置し、運動できる環境を作る。
  • 水入れ:深すぎない容器で常に新鮮な水を提供する。

温度・湿度管理のポイント

オニプレートトカゲはアフリカの乾燥地帯に生息するため、温度と湿度の管理が重要です。

項目設定温度・湿度
バスキングスポット35〜40℃
ケージ全体の温度25〜30℃
夜間の温度20〜25℃
湿度50〜60%

温度管理のポイント

  • バスキングライトを設置し、ケージの一部を40℃近くまで温める。
  • 夜間はセラミックヒーターやパネルヒーターで保温。

湿度管理のポイント

  • 乾燥しすぎると脱皮不全を起こすため、適度に霧吹きをする。
  • 水入れをケージ内に設置し、湿度を一定に保つ。

オニプレートトカゲが食べる餌と野菜の種類

オニプレートトカゲは雑食性で、昆虫だけでなく野菜や果物も食べます。

主な餌の種類

  • 昆虫類(主食)
    • コオロギ(ヨーロッパイエコオロギ・フタホシコオロギ)
    • デュビア
    • ミルワーム・シルクワーム
    • バッタ
  • 野菜・果物(副食)
    • 小松菜、チンゲンサイ、カボチャ、ニンジン
    • リンゴ、バナナ、イチゴ(おやつ程度)
  • 人工飼料(補助食)
    • レオパゲル、フトアゴヒゲトカゲ用ペレット

餌やりの頻度

  • 幼体(ベビー・ヤング):毎日
  • 成体(アダルト):2〜3日に1回

餌にはカルシウムパウダーやビタミンサプリメントをまぶして、栄養バランスを整えましょう。

餌を食べないときの対処法

オニプレートトカゲが餌を食べない場合、以下の原因が考えられます。

よくある原因と対策

  • 温度が低すぎる → バスキングスポットの温度を再確認する。
  • 環境に慣れていない → 新しい環境に移した直後はストレスで食べないことも。数日様子を見る。
  • 餌の好み → 違う種類の昆虫や野菜を試す。
  • 脱皮中 → 体が敏感になっており、一時的に食欲が落ちる。
  • 病気や体調不良 → 目がくぼんでいる、ぐったりしている場合はすぐに爬虫類専門の病院へ。

食欲不振が長引く場合は、温度・湿度の管理を見直し、ストレス要因がないか確認することが大切です。

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オニプレートトカゲの性格とハンドリング

オニプレートトカゲの性格と飼いやすさ

オニプレートトカゲは比較的温厚で大人しい性格をしていますが、警戒心が強く、慣れるまでに時間がかかることが多いです。

オニプレートトカゲの性格の特徴

  • 臆病な一面がある → 初めは物陰に隠れがち
  • 攻撃的ではない → 追い詰めなければ噛むことは少ない
  • 個体によって差がある → よく慣れる個体もいれば、あまり触られたがらない個体もいる

野生採集(WC個体)が多いため、最初はストレスを感じやすいですが、時間をかけてゆっくりと馴らせば、落ち着いてくる個体も多いです。

オニプレートトカゲは噛む?ハンドリングのコツ

オニプレートトカゲは基本的に噛むことは少ないですが、ストレスや驚きによって噛むこともあります。

噛まれる原因と対策

原因対策
急に掴もうとしたゆっくりと手を近づけ、無理に持ち上げない
環境に慣れていない触る前に時間をかけて信頼関係を築く
空腹時に指を餌と間違えた餌やりのときはピンセットを使用
体調不良や脱皮前そっとしておく

ハンドリングのコツ

  • 初めのうちは無理に触らず、ケージ内で慣らす
  • 手の匂いを覚えさせるために、ゆっくり近づける
  • 捕まえるときは背中から優しく支えるように持つ
  • 長時間のハンドリングは避け、少しずつ慣らしていく

急に持ち上げると驚いて暴れることがあるため、まずは手から餌を与えるところからスタートすると、比較的スムーズに馴れてくれることが多いです。

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オニプレートトカゲの寿命と健康管理

オニプレートトカゲの平均寿命

オニプレートトカゲの寿命は約10〜15年と比較的長寿な爬虫類です。
飼育環境や餌の管理が適切であれば、より長く健康に飼育することが可能です。

寿命を延ばすためのポイント

  • 適切な温度・湿度管理(低すぎると代謝が落ち、寿命が縮む)
  • バランスの取れた食事(昆虫・野菜・サプリメントを適切に与える)
  • ストレスの少ない環境(頻繁なハンドリングは避ける)
  • 定期的な健康チェック(異変があればすぐに対処)

オニプレートトカゲに多い病気と対策

オニプレートトカゲは丈夫な種類ですが、飼育環境や食事の管理が不適切だと病気にかかることがあります

よくある病気とその対策

病気症状原因対策
脱皮不全体の一部に皮が残る湿度不足、栄養不足湿度を50〜60%に維持し、温浴させる
クル病(MBD)骨が変形、歩き方が不自然カルシウム不足、紫外線不足UVライトを設置し、カルシウム剤を餌に添加
拒食餌を食べないストレス、温度不足、体調不良温度・湿度を調整し、餌の種類を変える
寄生虫体重減少、下痢野生採集個体によく見られる爬虫類専門の病院で検査・駆虫治療
呼吸器感染症口を開けて呼吸、鼻水低温・高湿度が原因ケージ内の温度管理を徹底する

病気予防のためにできること

  • 毎日の観察(食欲・動き・排泄物のチェック)
  • 適切な紫外線管理(UVBライトを使用)
  • 清潔な環境を保つ(定期的にケージの掃除)
  • 異変があれば早めに病院へ(放置せず、専門医に相談)

オニプレートトカゲは比較的丈夫な種類ですが、日々の健康管理を怠ると病気になりやすいため、適切なケアを心がけましょう。

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まとめ

オニプレートトカゲは温厚で飼いやすい爬虫類ですが、適切な環境と管理が重要です。本記事では、オニプレートトカゲの種類や値段、飼育方法、性格、健康管理まで詳しく解説しました。

オニプレートトカゲを飼育する際のポイント

ケージの選び方:地表性のため、横幅が広めのケージを用意
温度・湿度管理:バスキングスポット40℃、ケージ内25〜30℃、湿度50〜60%
餌の管理:昆虫・野菜・果物をバランスよく与え、カルシウムを補給
性格とハンドリング:大人しいが臆病な個体が多いので、焦らずゆっくり慣らす
健康管理:脱皮不全やクル病に注意し、日々の観察を欠かさない

オニプレートトカゲは丈夫で長生きする爬虫類ですが、初心者が飼育する際は、温度や湿度の管理、餌のバランスに気をつけることが大切です。しっかりと環境を整え、ストレスの少ない飼育を心がければ、10年以上の長い付き合いができます。

これからオニプレートトカゲを飼おうと考えている方は、ぜひ本記事を参考にして、楽しい爬虫類ライフを送りましょう!

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