熱帯雨林に生息する愛らしいヤモリ、クレステッドゲッコー。初めて飼育する方にとって、お迎え直後は不安も大きいのではないでしょうか?
この記事では、クレステッドゲッコーをお迎え直後に知っておきたい5つのポイントをご紹介します。
- 環境を整え、落ち着かせてあげよう
- 餌と水を与え、様子を観察しよう
- 警戒心や吐き戻しなどの注意点
- 慣れない環境への対応と突然死のリスク
- まとめ
クレステッドゲッコーとの楽しい生活を始められるよう、ぜひ参考にしてください。
クレステッドゲッコーをお迎えする前に
クレステッドゲッコーの生態と魅力
クレステッドゲッコーは、ニューカレドニアの熱帯雨林に生息する小型のヤモリです。愛らしい見た目と豊富な色彩、そして比較的飼育しやすいことから、近年人気が高まっている爬虫類です。
愛らしい見た目と豊富な色彩
クレステッドゲッコーは、体長約15~20cm、体重約10~20gと小型で、大きな目とトゲトゲの背中の模様が特徴的なヤモリです。体色は緑色をベースに、黄色やオレンジ、黒色などの斑紋が入ったものなど、様々なバリエーションがあります。
比較的飼育しやすい
クレステッドゲッコーは、他の爬虫類に比べて飼育環境が整えやすく、初心者でも比較的飼いやすいと言われています。餌は昆虫食で、クリケットやミルワームなどを与えます。また、温度・湿度管理に気を配れば、飼育することができます。
手乗りも可能
クレステッドゲッコーは、性格が穏やかで人懐っこいため、手乗りも可能です。慣れるまでは時間がかかる場合もありますが、根気よく接することで、手に乗ってくれるようになります。
クレステッドゲッコー飼育の準備
クレステッドゲッコーをお迎えする前に、以下のものを準備する必要があります。
ケージ
クレステッドゲッコーは、ある程度の運動スペースが必要なため、高さのあるケージを用意しましょう。また、脱走防止のため、しっかりとした蓋付きのものを選びましょう。
温度・湿度管理
クレステッドゲッコーは、昼間は25~28℃、夜は20~23℃、湿度60~80%の環境を好むため、温度・湿度管理が重要です。そのため、サーモスタットや加湿器などを利用して、適切な環境を維持しましょう。
餌と水
餌は、クリケットやミルワームなどの昆虫を与えます。水は、霧吹きで与えます。
紫外線灯
カルシウムの吸収を促進するために、紫外線灯を設置しましょう。
その他
床材、隠れ家、植物などを用意すると、より快適な環境を作ることができます。
情報収集
クレステッドゲッコーの飼育に関する書籍やウェブサイトなどを参考に、飼育方法についてしっかりと情報収集しておきましょう。
準備が整ったら、いよいよクレステッドゲッコーをお迎えすることができます。
クレステッドゲッコーをお迎え直後
環境を整え、落ち着かせてあげよう
クレステッドゲッコーをお迎え直後は、まだ新しい環境に慣れていないため、ストレスを感じています。そのため、以下の点に注意して、環境を整え、落ち着かせてあげましょう。
静かな場所で飼育する
クレステッドゲッコーは、臆病な性格をしています。そのため、テレビや音楽などの音が多い場所は避け、静かな場所で飼育しましょう。
隠れ家を用意する
クレステッドゲッコーは、ストレスを感じると隠れ家に隠れることがあります。そのため、ケージ内にコルクボードや流木などの隠れ家を用意してあげましょう。
頻繁に扱わない
クレステッドゲッコーは、頻繁に扱われるとストレスを感じます。そのため、必要最低限の世話以外は、そっとしておきましょう。
餌と水を与え、様子を観察しよう
クレステッドゲッコーをお迎え直後は、餌と水を与え、様子を観察しましょう。
餌を与える
餌は、クリケットやミルワームなどの昆虫を与えます。最初は少量ずつ与え、食べ残しがないか確認しましょう。
水を与える
水は、霧吹きで与えます。葉っぱなどに霧吹きをして、クレステッドゲッコーが舐めるようにしましょう。
排泄物や餌の食べ残しを掃除する
排泄物や餌の食べ残しは、こまめに掃除しましょう。放置しておくと、カビや雑菌が発生し、病気の原因となる可能性があります。
様子を観察する
クレステッドゲッコーの食欲や排泄物、活動の様子などを観察し、体調に変化がないか確認しましょう。
お迎え直後は、クレステッドゲッコーにストレスを与えないようにすることが大切です。焦らずに、ゆっくりと新しい環境に慣らさせてあげましょう。
クレステッドゲッコーとの生活
警戒心や吐き戻しなどの注意点
クレステッドゲッコーは、臆病な性格で、新しい環境や人に慣れるまで時間がかかります。そのため、以下の点に注意して接しましょう。
無理に扱わない
クレステッドゲッコーは、無理に扱われるとストレスを感じ、吐き戻したり、噛んだりすることがあります。そのため、必要最低限の世話以外は、そっとしておきましょう。
慣れるまではゆっくりと
クレステッドゲッコーは、慣れるまでは警戒心が強く、人に近寄ってこないことがあります。焦らずに、ゆっくりと距離を縮めていきましょう。
吐き戻し
クレステッドゲッコーは、ストレスを感じると吐き戻すことがあります。吐き戻しをした場合は、原因を特定し、改善が必要です。
噛まれる
クレステッドゲッコーは、極度のストレスを感じると噛むことがあります。噛まれた場合は、すぐに手を洗い、傷口を消毒しましょう。
慣れない環境への対応と突然死のリスク
クレステッドゲッコーは、新しい環境に慣れるまで時間がかかります。そのため、以下の点に注意して、環境を整えましょう。
温度・湿度管理
クレステッドゲッコーは、適切な温度・湿度管理が必要です。温度・湿度が不適切な場合は、体調を崩したり、突然死したりする可能性があります。
隠れ家
クレステッドゲッコーは、ストレスを感じると隠れ家に隠れます。そのため、ケージ内にコルクボードや流木などの隠れ家を用意してあげましょう。
シェルター
クレステッドゲッコーは、紫外線に弱いので、シェルターを用意してあげましょう。
観察
クレステッドゲッコーの様子をよく観察し、体調に変化がないか確認しましょう。
突然死
クレステッドゲッコーは、突然死することがあります。原因としては、以下のものが考えられます。
- 温度・湿度管理不備
- ストレス
- 病気
- 事故
突然死を防ぐためには、適切な飼育環境を整え、ストレスを与えないようにすることが大切です。
クレステッドゲッコーは、適切な飼育方法で飼育すれば、10年以上生きることもできます。 愛情を持って接し、快適な環境を作ってあげましょう。
まとめ
クレステッドゲッコーは、愛らしい見た目と豊富な色彩、そして比較的飼育しやすいことから、近年人気が高まっている爬虫類です。
お迎え直後は、以下の点に注意して、クレステッドゲッコーにストレスを与えないようにすることが大切です。
- 静かな場所で飼育する
- 隠れ家を用意する
- 頻繁に扱わない
- 餌と水を与え、様子を観察する
クレステッドゲッコーは、臆病な性格で、新しい環境や人に慣れるまで時間がかかります。 焦らずに、ゆっくりと距離を縮めていきましょう。
また、適切な温度・湿度管理、隠れ家やシェルターの準備、こまめな観察も重要です。
これらの点に注意して、クレステッドゲッコーとの楽しい生活を始めてください。