こんにちは!ペットショップやお祭りのカメすくいなどで見かける、5百円玉サイズの小さくて愛くるしいミドリガメの赤ちゃん。あのトコトコと歩く姿に一目惚れして、おうちにお迎えした(あるいは検討している)という方も多いのではないでしょうか。カメの成長記録をつけるのが何よりの楽しみである、爬虫類愛好家の僕です。
ミドリガメ(正式名称:ミシシッピアカミミガメ)の飼育を始める上で、絶対に知っておかなければならないのが「成長」と「サイズ」についてです。
「ベビーの頃はあんなに小さかったのに、どれくらいの成長速度で大きくなるの?」「大人になったときの最大サイズや体重はどれくらい?」など、将来的なミドリガメの大きさのイメージが湧かずに不安に思っていませんか?
実はミドリガメは、適切に育てると驚くほど巨大に成長するパワフルなカメなんです。
今回は、可愛いベビー期の体長から、大人の最大サイズ、そして成長に合わせた飼育環境の整え方まで、ミドリガメの大きさにまつわる全てを徹底解説します!

小さくて可愛いのは今だけ?「ベビー(赤ちゃん)」期のサイズと驚きの成長速度
お迎えしたばかりのミドリガメは、本当に小さくて儚げな可愛さを持っています。
「ベビー」期の体長と体重
生まれたばかりのミドリガメの赤ちゃんは、体長(甲羅の長さ)が約3cm〜4cmしかありません。重さ(体重)もわずか10g〜15g程度で、手のひらにちょこんと乗る驚きの小ささです。この頃はプラケースなどの小さな容器で手軽に飼育することができます。
最初の数年がピーク!驚異の「成長速度」
しかし、ここからミドリガメの怒涛の成長が始まります。 特に生後1年〜3年目にかけての成長速度は凄まじく、生後1年で体長は約2倍の7〜8cmになり、2〜3年が経つ頃には10cm〜15cmを軽く超えてきます。 「ついこの間まで小さかったのに、気づいたら水槽が狭そうに見える……」というのは、ミドリガメの飼い主さん全員が経験する、嬉しい仕様なのです。
目指せ立派な「大人」!ミドリガメの「最大サイズ」と「体重」のリアル
ミドリガメが完全に成熟し、大人(成体)になったときの実際のサイズは、性別によって大きな差が出ます。
オスとメスで違う「最大サイズ」
オスの大人サイズ
オスは比較的コンパクトに収まる傾向があり、最大サイズ(甲長)は約15cm〜20cmほどで成長がストップします。
メスの大人サイズ
注意が必要なのはメスです。メスは卵を産むための頑丈な体が必要なため、オスよりも一回り以上大きく育ちます。最大サイズはなんと約25cm〜30cmにまで達します。30cmというと、ちょうど「A4用紙の長い方の辺」や「一般的な1円玉が15枚並んだ長さ」と同じですから、実際に目の前にするとかなりの巨大感と迫力があります。
大人の「体重」はどれくらい?
サイズが大きくなれば、当然体重もずっしりと重くなります。 15cm前後のオスであれば500g〜800g程度ですが、30cm近くまで育った大人のメスになると、体重は1.5kg〜2.5kg(ちいさな小型犬やスイカ1玉分ほど)にまで増加します。水換えの際に持ち上げるだけでも、両手でしっかりと抱える必要があるほどの重量感になります。

巨大化への備え!成長に合わせた水槽のサイズ選び
ミドリガメの大きさに合わせて、飼育ケージもステップアップさせていく必要があります。
水槽サイズは「甲羅の3倍〜5倍」が基本
ミドリガメを狭い水槽に閉じ込めておくと、運動不足で肥満になったり、ストレスで病気になったりしてしまいます。ケージ(水槽)の横幅は、最低でも「カメの甲羅の長さの3〜5倍」必要です。
| 体長10cmまで | 45cm水槽 |
| 体長15cm〜20cm(大人のオスなど) | 60cm水槽 |
| 体長25cm〜30cm(大人のメス) | 90cm水槽、または大型のタライ・トロ舟(屋外飼育) |
「小さいままでいてほしいから、エサを減らして成長を止めよう」とするのは、栄養失調や骨の変形を招く虐待行為になってしまうので絶対にやめてください。お迎えする際は、将来的に30cmの巨大なカメになり、90cmクラスの大きな水槽を置くスペースが必要になることをしっかりと覚悟しておくことが、飼い主としての最大の責任です。

まとめ
ミドリガメの大きさと成長について、大切なポイントをまとめました!
- 赤ちゃん(ベビー)の時は体長3〜4cm、体重10gちょっとと超小型。
- 最初の3年間の成長速度が最も早く、あっという間に10cmを突破する。
- 大人になったときの最大サイズは、オスが15〜20cm、メスは25〜30cmとかなりの大迫力!
- 大人のメスは体重が1.5kg〜2.5kgにもなり、スイカ並みの重量感に。
- カメの成長に合わせて、最終的には60cm〜90cmの大きな水槽(または大型タライ)が必要になる。
小さくて可愛いベビーが、年月をかけて自分の手のひらよりも大きな大人へと育っていく姿は、カメ飼育の最大の醍醐味であり、深い愛着が湧く瞬間でもあります。 (※現在、ミドリガメは「条件付特定外来生物」に指定されており、大きく育ったからといって川や池に放すことは法律で厳しく禁止されています。) 何十年も寄り添う覚悟を持って、そのたくましい成長を温かく見守ってあげてくださいね!


