ミドリガメ飼育に必要なもの|初心者向けの準備と飼い方ガイド

ミドリガメ飼育に必要なもの|初心者向けの準備と飼い方ガイド かめ
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「ミドリガメを飼ってみたいけど、何が必要かわからない…」「成長すると大きくなるって聞いたけど、本当に飼い続けられる?」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は、小さなうちは可愛らしいですが、成長すると意外と大きくなり、適切な飼育環境を整えることが重要です。特に最近ではミドリガメの「飼育禁止」についての話題もあり、これから飼育を考えている方は注意が必要です。

本記事では、ミドリガメの飼育に必要なものを詳しく解説し、室内・屋外での飼い方、大きくなった亀の対応方法、飼育禁止の背景など、初心者でも失敗しないためのポイントを紹介します。

ミドリガメを長く健康に飼うために、適切な環境を整え、正しい知識を身につけましょう!

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  1. ミドリガメの飼育を始める前に知っておくこと
    1. ミドリガメの特徴と成長するとどうなる?
    2. ミドリガメは飼育禁止?いつから・なぜ?
    3. 📌 2024年現在、ミドリガメの飼育はできる?
  2. ミドリガメの飼育に必要なもの一覧
    1. ミドリガメの水槽|大きさの選び方と屋内・屋外飼育の違い
      1. ミドリガメの水槽の選び方
      2. 屋内と屋外、どっちがいい?
    2. 水質管理に必要な道具|カルキ抜きは不要?
      1. カルキ抜きは本当に必要?
    3. ミドリガメに適したエサと餌やりのポイント
      1. 餌やりのポイント
    4. バスキングスポットの重要性|紫外線ライトの選び方
      1. 紫外線ライトの選び方
    5. まとめ:ミドリガメ飼育に最低限必要なもの
  3. ミドリガメの飼育方法|室内・屋外のポイント
    1. 室内でのミドリガメの飼い方|快適な環境作り
      1. ✅ 室内飼育のポイント
      2. 🌿 室内飼育のメリット・デメリット
    2. 屋外でのミドリガメの飼い方|注意すべき点と設備
      1. ✅ 屋外飼育のポイント
      2. 🌿 屋外飼育のメリット・デメリット
    3. 大きくなった亀の飼い方|引っ越しのタイミングと注意点
      1. ✅ 引っ越しのタイミング
      2. ✅ 引っ越し時の注意点
      3. 🌿 大きくなったミドリガメの飼い方まとめ
  4. ミドリガメの健康管理と長生きさせるコツ
    1. ミドリガメの病気と予防方法|よくある症状と対策
      1. 🐢 病気を防ぐためにできること
    2. 健康チェックのポイント|異常がないか見極める方法
    3. ミドリガメを長生きさせる秘訣|寿命を延ばすための飼育ポイント
      1. 🐢 長生きさせるための5つの秘訣
      2. ミドリガメが長生きしやすい環境とは?
  5. ミドリガメの飼育禁止問題|なぜ規制されるのか?
    1. ミドリガメはいつから飼育禁止になる?最新情報
    2. なぜミドリガメは飼育禁止になるのか?その理由
    3. 飼育禁止後の対応|これからミドリガメをどうすればいいのか?
  6. まとめ|ミドリガメの正しい飼育と責任ある管理をしよう!

ミドリガメの飼育を始める前に知っておくこと

ミドリガメの特徴と成長するとどうなる?

ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は、小さい頃は手のひらに乗るサイズですが、成長するとオスで約15~20cm、メスでは30cm近くになることもあります。寿命は適切な環境で飼えば20~30年と長く、思った以上に大きく、長期間飼育する覚悟が必要です。

また、ミドリガメは水棲ガメのため、水槽の管理が重要です。水質が悪化すると病気になりやすく、また、適切な日光浴や紫外線ライトが不足すると甲羅の病気を引き起こすこともあります。

ミドリガメの特徴まとめ

  • 成長すると最大30cm近くになる(特にメス)
  • 20~30年生きる可能性がある
  • 水質管理や日光浴が健康維持に不可欠

「小さいから簡単に飼える」と思っていると、成長後に飼育が大変になり、手放す人も少なくありません。ミドリガメを飼う前に、その一生を責任もって世話できるか考えましょう。

ミドリガメは飼育禁止?いつから・なぜ?

近年、日本ではミドリガメの「飼育禁止」に関する話題が注目されています。これは、2023年6月に特定外来生物に指定されたためです。特定外来生物とは、日本の生態系や農業に悪影響を及ぼす恐れがある外来種のことを指します。

ミドリガメが飼育禁止になった理由

  • 繁殖力が強く、全国の河川や池で野生化してしまった
  • 在来種(ニホンイシガメなど)を駆逐する恐れがある
  • 生態系を壊すだけでなく、水質汚染の原因にもなる

📌 2024年現在、ミドリガメの飼育はできる?

既に飼っているミドリガメを飼育することは禁止されていません。 しかし、新たに購入したり、繁殖させたりすることは違法となる可能性があります。また、飼えなくなったからといって野外に放すのは絶対にNG! 違法行為となるだけでなく、環境への悪影響も大きいため、最後まで責任を持って飼育することが求められます。

ミドリガメの飼育禁止のポイント

  • 既に飼っている個体はそのまま飼育可能
  • 新たな販売・譲渡・繁殖は禁止される可能性が高い
  • 野外への放流は違法で、罰則の対象になることも

「ミドリガメを飼いたい」と思っている方は、現行の法律をよく確認し、他の種類のカメ(ニホンイシガメやクサガメなど)を検討するのも選択肢のひとつです。

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ミドリガメの飼育に必要なもの一覧

ミドリガメの水槽|大きさの選び方と屋内・屋外飼育の違い

ミドリガメを健康に育てるためには、適切な水槽を用意することが重要です。水槽の大きさや設置場所(室内・屋外)によって、飼育環境の管理が変わるため、それぞれのポイントを理解しておきましょう。

ミドリガメの水槽の選び方

ミドリガメは成長すると大きくなるため、小さなプラケースではすぐに手狭になります。目安として、カメの甲長の3~5倍の長さがある水槽を選ぶのが理想です。

カメの大きさ推奨水槽サイズ(幅×奥行×高さ)
幼体(5cm以下)60cm × 30cm × 30cm
15cm程度90cm × 45cm × 45cm
20cm以上120cm × 60cm × 60cm以上

屋内と屋外、どっちがいい?

屋内飼育のメリット・デメリット
メリット

  • 季節や天候に左右されず、管理しやすい
  • 外敵(カラスや猫)から守れる
  • 水温管理がしやすい

デメリット

  • 水槽の掃除を定期的に行う必要がある
  • 紫外線ライトが必須

屋外飼育のメリット・デメリット
メリット

  • 自然の紫外線を浴びられ、甲羅の健康に良い
  • 大きな池や水槽を設置できる場合、掃除の手間が減る

デメリット

  • 外敵に襲われるリスクがある
  • 気温の変化に対応するための工夫が必要

屋内・屋外どちらでも飼育は可能ですが、初心者には屋内飼育がおすすめです。特に冬場の寒さ対策や紫外線管理の手間を考えると、室内の方が管理しやすいでしょう。

水質管理に必要な道具|カルキ抜きは不要?

ミドリガメの健康を維持するためには、水質管理が欠かせません。水が汚れると、皮膚病や甲羅の病気になるリスクが高まるため、以下の道具を準備しましょう。

水質管理に必要なもの

  • ろ過フィルター(外部フィルター・上部フィルターなど)
  • カルキ抜き(不要な場合もあり)
  • 水温計&ヒーター(寒い時期用)

カルキ抜きは本当に必要?

結論から言うと、必須ではありませんが、あると安心です。
水道水に含まれるカルキ(塩素)は、カメにとって危険ではありませんが、長期間使い続けると皮膚にダメージを与える可能性があります。

  • 水道水をそのまま使う場合 → 1日以上汲み置きしておく
  • カルキ抜きを使う場合 → 即座に水換え可能

水換えの頻度は、水槽の大きさやろ過フィルターの性能によりますが、1~2週間に1回の部分水換え、1か月に1回の全換水が目安です。

ミドリガメに適したエサと餌やりのポイント

ミドリガメの健康を維持するには、バランスの取れた食事が重要です。

ミドリガメの主なエサ

  • 人工飼料(市販のカメ用フード):主食として最適
  • 生餌(小魚・エビ・ミミズ):栄養補給に◎
  • 野菜・果物(小松菜・にんじん・リンゴ):ビタミン補給に

餌やりのポイント

  • 幼体期(~1歳):1日1回(食べきれる量)
  • 成体(1歳以上):2~3日に1回
  • 食べ残しは水質悪化の原因になるため、5分以内に食べ終わる量を与える

また、カルシウム不足を防ぐためにカメ用のカルシウム剤や、カットしたイカの甲を入れると良いでしょう。

バスキングスポットの重要性|紫外線ライトの選び方

ミドリガメは日光浴をすることで、ビタミンD3を生成し、甲羅や骨の健康を維持します。そのため、水槽には**バスキングスポット(甲羅干しスペース)**が必要です。

バスキングに必要なもの

  • 陸地(レンガ・カメ専用の浮島など)
  • 紫外線ライト(UVBライト)
  • バスキングライト(暖かさを提供)

紫外線ライトの選び方

カメの健康維持には、UVB(紫外線B波)が出るライトが必要です。一般的な観賞魚用のライトでは代用できません。

  • UVB10.0以上のライトがおすすめ
  • 寿命は約半年~1年なので定期的に交換

紫外線が不足すると、クル病や甲羅の変形を引き起こすことがあるため、必ず設置しましょう。

まとめ:ミドリガメ飼育に最低限必要なもの

必要なもの理由
水槽成長後も快適に過ごせる広さが必要
ろ過フィルター水を清潔に保ち、病気を防ぐ
カルキ抜き水道水を安全に使うため(必須ではない)
エサ(人工飼料・生餌)バランスの取れた食事が大切
バスキングスポット(陸地)甲羅干しで健康維持
紫外線ライト&バスキングライト甲羅と骨の健康を守る

適切な環境を整えることで、ミドリガメが快適に暮らせるようになります。次の章では、室内・屋外での具体的な飼い方について解説します!

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ミドリガメの飼育方法|室内・屋外のポイント

室内でのミドリガメの飼い方|快適な環境作り

ミドリガメを室内で飼育する場合、水槽の設置場所や温度管理が重要です。適切な環境を整えることで、カメの健康を維持しやすくなります。

✅ 室内飼育のポイント

  1. 水槽の設置場所
    • 直射日光が当たりすぎない場所(温度変化が激しいため)
    • 風通しの良い場所(湿気がこもるとカビや臭いの原因に)
    • コンセントが近く、ライトやフィルターを設置しやすい場所
  2. 適切な水温管理
    ミドリガメは変温動物のため、水温の影響を強く受けます。
    • 適温:25~28℃(幼体はやや高めが理想)
    • 冬はヒーターを使用(20℃以下になると動きが鈍くなる)
    • 夏は水温が30℃以上にならないよう注意
  3. バスキングスポットを設置
    • 紫外線ライトとバスキングライトを組み合わせて、甲羅干しできる場所を作る
    • 陸地はカメが完全に乾けるスペースを確保(湿ったままだと甲羅の病気になりやすい)
  4. 水質を清潔に保つ
    • 1~2週間に1回の部分水換え、1か月に1回の全換水
    • ろ過フィルターを設置し、水の汚れを防ぐ
    • 食べ残しはすぐに取り除く

🌿 室内飼育のメリット・デメリット

メリット

  • 水温を一定に保ちやすい
  • 外敵に襲われる心配がない
  • 飼育環境を細かく調整できる

デメリット

  • 水換えをしないと臭いが気になる
  • 紫外線ライトが必須

室内飼育は管理がしやすいため、初心者におすすめです。ただし、水槽の掃除や設備の維持に手間がかかる点を考慮しておきましょう。

屋外でのミドリガメの飼い方|注意すべき点と設備

屋外でミドリガメを飼う場合、自然の環境に近い状態で育てることができるメリットがあります。しかし、気温の変化や外敵のリスクがあるため、慎重な管理が必要です。

✅ 屋外飼育のポイント

  1. 適した水槽・容器を選ぶ
    • 大型の水槽や庭池を用意(最低でも90cm以上)
    • 直射日光が当たりすぎない場所に設置
    • カメが逃げ出さないように、周囲に柵を設置
  2. 日光浴できる環境を整える
    • 屋外なら紫外線ライト不要(自然光で十分)
    • 浮島やレンガなどを使い、甲羅干しができる陸地を設置
  3. 水温・冬眠の管理
    • 夏場は水温が上がりすぎないよう、日陰を作る
    • 冬は15℃以下になる場合、屋内に移動が必要(冬眠はリスクがあるため推奨されない)
  4. 外敵から守る対策
    • カラスや猫の被害を防ぐため、網やフェンスで覆う
    • 脱走しないよう、周囲に高さのある囲いを設置

🌿 屋外飼育のメリット・デメリット

メリット

  • 自然の紫外線を浴びられ、甲羅が丈夫になる
  • 水槽の掃除頻度が減る(池や大きな容器なら特に)

デメリット

  • 気温の変化に対応する必要がある(特に冬)
  • 外敵による被害のリスクがある

屋外飼育は、広いスペースがある場合に適していますが、冬場の管理や外敵対策をしっかり行う必要があります。

大きくなった亀の飼い方|引っ越しのタイミングと注意点

ミドリガメは成長すると30cm近くになることもあり、飼育スペースが手狭になることがあります。 その場合、水槽のサイズアップや屋外飼育への切り替えが必要です。

✅ 引っ越しのタイミング

  • 甲長15cm以上になったら90cm水槽以上に移動
  • 成体になったら120cm以上の水槽か屋外飼育を検討
  • 水質がすぐに汚れる、水槽内で動きが制限されていると感じたら大きな環境へ

✅ 引っ越し時の注意点

  1. 新しい環境に慣れるまでストレスを与えない
    • 水槽のレイアウトを変えすぎない
    • 数日間は餌を控えめにし、様子を見る
  2. 急激な水温変化を避ける
    • 新しい水槽の水温と、元の水槽の水温を合わせておく
  3. 環境が変わった直後は体調管理を徹底する
    • 食欲不振や動きが鈍くなっていないかチェック

🌿 大きくなったミドリガメの飼い方まとめ

  • 狭い水槽ではなく、90~120cm以上の広い環境へ
  • 水換えや掃除の頻度を調整する(ろ過能力を強化)
  • ストレスを減らし、健康管理を徹底する

「大きくなりすぎて飼えない…」と感じる人もいますが、適切な環境を整えれば問題なく飼育できます。飼えなくなったからといって捨てるのは絶対にNG! もしどうしても飼育が難しくなった場合は、適切な引き取り先を探しましょう。

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ミドリガメの健康管理と長生きさせるコツ

ミドリガメを長く健康に飼育するには、日々の観察や適切な環境管理が不可欠です。ここでは、病気の予防法や健康チェックのポイント、さらに長生きさせるための秘訣を紹介します。

ミドリガメの病気と予防方法|よくある症状と対策

ミドリガメがかかりやすい病気は、水質の悪化や栄養不足、紫外線不足などが原因で発生することが多いです。

ミドリガメの主な病気と対策

病気症状原因対策
皮膚病(白カビ病)体や甲羅に白いモヤモヤがつく水質悪化・細菌感染水換えを徹底し、消毒液を使用
甲羅の腐敗甲羅がボロボロになり、臭いがする水カビ・紫外線不足紫外線ライトを適切に使用し、バスキングを確保
クル病甲羅が変形する・やわらかいカルシウム不足・紫外線不足カルシウム剤の添加と紫外線ライトの使用
眼病(目が腫れる)目が開かない・白く濁る水の汚れ・ビタミンA不足水質改善とビタミンAを含む餌(ニンジンなど)を与える
寄生虫食欲不振・便が白くなる生餌の影響・不衛生な環境生餌の管理を徹底し、駆虫薬を使用

🐢 病気を防ぐためにできること

  • 水を清潔に保つ(ろ過フィルターを使い、定期的に水換えを行う)
  • バスキングをしっかりさせる(紫外線ライトと陸地の確保)
  • バランスの取れた食事を与える(カルシウムやビタミンを意識)
  • 定期的に健康チェックを行う(食欲・甲羅・目の状態を観察)

健康チェックのポイント|異常がないか見極める方法

毎日カメの様子を観察することで、病気の早期発見が可能になります。 以下のチェックポイントを参考に、異常がないか確認しましょう。

ミドリガメの健康チェックリスト
食欲はあるか?(餌を食べない場合は体調不良の可能性)
甲羅がしっかり硬いか?(やわらかい場合はクル病の疑い)
目が腫れていないか?(目が開かない・白く濁っている場合は要注意)
異常な行動をしていないか?(バスキングをしない、水に浮かんで動かないなど)
水が臭くないか?(異常に臭う場合は水質悪化の可能性)

もしカメの状態に異変を感じた場合は、早めに環境を見直し、必要に応じて爬虫類専門の動物病院を受診しましょう。

ミドリガメを長生きさせる秘訣|寿命を延ばすための飼育ポイント

ミドリガメの寿命は平均20~30年と長く、適切な管理をすれば40年以上生きることもあります。長生きさせるために、以下のポイントを意識しましょう。

🐢 長生きさせるための5つの秘訣

  1. 清潔な環境を維持する(ろ過フィルターを活用し、水換えを定期的に行う)
  2. バランスの取れた食事を与える(人工飼料だけでなく、生餌や野菜も取り入れる)
  3. 紫外線ライトを適切に使用する(カルシウム吸収を促進し、骨や甲羅を健康に保つ)
  4. 適温管理を徹底する(寒すぎると免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる)
  5. ストレスの少ない環境を作る(頻繁に触らない、大きな音を避ける)

ミドリガメが長生きしやすい環境とは?

  • 広い水槽でストレスを減らす(成長に合わせて水槽サイズをアップ)
  • 適度に日光浴させる(屋外飼育の場合は特に重要)
  • 冬場の寒さ対策を万全にする(ヒーターを使い、冬眠はなるべく避ける)

長生きのコツは、**「適度な運動」と「ストレスを減らす環境作り」**です。愛情を持ってお世話を続けることで、カメは健康に育ちます!

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ミドリガメの飼育禁止問題|なぜ規制されるのか?

近年、ミドリガメ(アカミミガメ)は特定外来生物に指定される方向で議論が進められています。これにより、新規の飼育や販売が禁止される可能性があります。本章では、ミドリガメの飼育禁止問題について詳しく解説します。

ミドリガメはいつから飼育禁止になる?最新情報

2023年6月1日、日本政府は「アカミミガメ(ミドリガメ)」を条件付き特定外来生物に指定する方針を発表しました。この規制が施行されると、新たな輸入・販売・放流が禁止されます。

ミドリガメの飼育禁止に関する最新情報(2025年時点)

  • すでに飼育している個体は、引き続き飼うことが可能
  • ただし、新規の購入や販売は禁止の可能性が高い
  • 野外に放流することは法律違反(すでに禁止されている)

📌 【ポイント】現在飼育中のミドリガメはどうなる?
今飼っているカメを手放すことは不要ですが、無責任な放流は絶対に避けるべきです。

✅ 規制施行のタイミングについては、環境省の最新情報を確認しましょう。

なぜミドリガメは飼育禁止になるのか?その理由

ミドリガメが規制対象となる主な理由は、**「外来種問題」と「生態系への悪影響」**にあります。

ミドリガメが問題視される理由

  1. 日本の生態系を脅かす
    • 在来種のイシガメやクサガメを圧倒するほどの繁殖力
    • 餌を独占し、他の生物の生存を脅かす
  2. 繁殖力が強く、数が増えすぎている
    • 野生化したミドリガメが全国で大量発生
    • 繁殖すると1匹のメスから年間200個以上の卵が生まれる
  3. 大きくなりすぎて飼育放棄される
    • 幼体のうちは小さいが、成長すると30cm近くになる
    • 飼育スペースが足りなくなり、捨てられることが多い
  4. 水質悪化の原因になる
    • フンが多く、水質汚染を引き起こす
    • 河川や湖の生態系に悪影響を与える

ミドリガメはもともとペットとして輸入されましたが、人間の無責任な放流によって日本の環境に大きな影響を与えています

飼育禁止後の対応|これからミドリガメをどうすればいいのか?

すでに飼っているミドリガメは「終生飼育」することが求められます。つまり、最後まで責任を持って飼い続けることが重要です。

飼育禁止後の正しい対応

  1. 絶対に捨てない・放流しない(法律違反になる可能性あり)
  2. 飼い続けるための環境を整える(大きめの水槽や屋外飼育を検討)
  3. どうしても飼えなくなった場合は適切な引き取り先を探す
    • 爬虫類専門の保護団体に相談
    • 地域の動物愛護センターや自治体に問い合わせ

ミドリガメを今後迎えたい場合は?
ミドリガメの新規販売が禁止された場合、他の種類のカメを検討するのも一つの方法です。

  • クサガメ(日本の在来種で飼育しやすい)
  • ニホンイシガメ(ミドリガメより小型で環境に優しい)

🐢 ミドリガメを大切に育てることが、外来種問題の解決にもつながります。 最後まで責任を持ってお世話しましょう!

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まとめ|ミドリガメの正しい飼育と責任ある管理をしよう!

本記事では、ミドリガメの飼育に必要なものや、健康管理、そして飼育禁止問題について詳しく解説しました。最後に、ミドリガメを飼う上で特に大切なポイントを振り返ってみましょう。

ミドリガメの飼育に必要なもの

  • 広めの水槽(成長に合わせて大きいサイズを準備)
  • ろ過フィルター(水を清潔に保つため必須)
  • 陸地スペースと紫外線ライト(甲羅の健康維持のために重要)
  • バスキングライト(体温調整と病気予防に役立つ)
  • バランスの良い餌(人工飼料+野菜+生餌で健康管理)

健康に長生きさせるポイント

  • 定期的な水換えと水質管理を徹底する
  • バスキングスペースを確保し、日光浴や紫外線ライトを活用
  • 病気の兆候(食欲不振・甲羅の異変・目の腫れなど)を見逃さない
  • 冬眠は避け、適切な温度管理を行う

ミドリガメの飼育禁止問題と対応策

  • すでに飼っているカメは終生飼育が基本!
  • 無責任な放流は絶対にしない(法律違反の可能性)
  • 新規購入が難しくなる場合は、在来種(クサガメ・イシガメ)を検討

🐢 ミドリガメは長生きするペットです。最後まで責任を持って大切に飼いましょう!

今後、規制の動向が変わる可能性があるため、環境省の最新情報をチェックしながら適切な飼育を続けることが重要です。ミドリガメと楽しく快適な生活を送れるよう、しっかり準備を整えましょう!

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