クサガメは日本でもっとも身近なペット亀のひとつですが、「どんな性格なの?」「なつくの?」と気になる方は多いのではないでしょうか。実はクサガメは個体差が大きく、性別や育て方によって性格や行動にも違いが見られます。飼い主をじっと見つめてきたり、後をついてきたりする可愛らしい仕草は、多くの飼い主を魅了しています。
本記事では、クサガメの性格の特徴や知能、なつく方法、性別による違いまで詳しく解説します。また、亀にやってはいけない行為や長く付き合うためのポイントも紹介します。クサガメの可愛らしさを理解しながら、より良い飼育につなげていきましょう。
クサガメの性格とは?
クサガメの基本的な性格の特徴
クサガメは、一般的におとなしく温和な性格を持つといわれています。攻撃的になることは少なく、他のペットに比べて飼いやすいと感じる飼い主が多いです。ただし、「臆病で警戒心が強い」一面もあり、慣れない環境では水に飛び込んで隠れたり、首を引っ込めてじっと動かなくなることもあります。
また、クサガメは意外にも好奇心旺盛で学習能力がある生き物です。飼い主の姿を覚えてエサをねだるようになったり、同じ時間に給餌があると認識して行動を変えたりすることもあります。こうした一面から「思ったより賢い」と驚く飼い主も少なくありません。
このように、クサガメの性格は「穏やかだけど警戒心が強い」「慣れると好奇心を見せる」といった二面性を持っており、飼育していくうちにそのギャップを楽しめるのも魅力のひとつです。
他のカメとの性格の違い
カメの種類によっても性格には違いがあります。たとえば、ミドリガメ(アカミミガメ)はクサガメに比べて活動的で、よく動き回る印象があります。一方でクサガメはやや落ち着いた性格で、甲羅干しやじっとした行動を好む傾向があります。
また、リクガメ類と比べても違いがはっきりします。リクガメは陸上生活を主体とし、食欲旺盛で行動も積極的ですが、クサガメは水中と陸上を行き来しながら静かに過ごす時間が多いのが特徴です。
つまり、クサガメは「おとなしい性格で観察しやすい」点が魅力であり、初心者でも飼育を始めやすいカメといえるでしょう。
クサガメの性格と行動の関係
クサガメは知能が高い?観察からわかること
クサガメは「単純な生き物」と思われがちですが、実際には学習能力がある程度高いことが知られています。たとえば、毎日同じ時間にエサを与えるとその時間になると水槽の前で待つようになったり、飼い主の足音や姿を覚えて「ごはんがもらえる」と認識したりします。
また、慣れてくると飼い主の手からエサを食べるようになり、ある意味で「信頼関係を築ける」存在です。こうした行動は、クサガメが単なる反射で動いているのではなく、経験から学習している証拠といえるでしょう。
「亀が見つめてくる」行動の理由
クサガメを飼っていると、水槽の中からじっと見つめてくることがあります。これは「敵意」ではなく、多くの場合エサを期待しているサインです。飼い主を「食べ物をくれる存在」と認識しているため、目を合わせて動きを観察しているのです。
一方で、興味や好奇心からじっと見ていることもあります。クサガメは意外に観察好きで、環境の変化や動くものに敏感に反応する性格を持っています。
「亀がついてくる」かわいい仕草の意味
クサガメが水槽の中で飼い主の動きに合わせてついてくることがあります。これは好奇心とエサへの期待が組み合わさった行動と考えられます。特に人の手が動くのを「エサ」と結びつけて覚えている場合は、その動きを追いかけるのです。
こうした行動は「なついている証拠」と感じる飼い主も多く、クサガメの可愛すぎる魅力として人気を集めています。
クサガメとなつきやすい関わり方
クサガメがなつく方法と飼い主との距離感
クサガメは犬や猫のようにスキンシップを好む動物ではありませんが、適切な接し方を続けることで人に慣れ、なついたような行動を見せるようになります。ポイントは以下の通りです。
- エサを与えるときに声をかける
→ 「エサ=飼い主」と覚えるようになります。 - 急な動作を避ける
→ 警戒心が強いため、ゆっくりと動いて安心させましょう。 - 一定のリズムで世話をする
→ 毎日の世話の習慣化が、クサガメにとって安心につながります。
こうした積み重ねにより、クサガメは飼い主を信頼し、水槽の前で寄ってきたり、手からエサを受け取ったりするようになります。
亀にやってはいけないこと(信頼関係を壊す行為)
クサガメと良好な関係を築くためには、「やってはいけないこと」を知っておくことも重要です。
- 甲羅を乱暴につかむ
→ 強いストレスを与え、警戒心が増してしまいます。 - 無理に触る・抱っこする
→ 亀は基本的に触られるのを好まないため、必要以上のスキンシップは逆効果です。 - 大きな音や急な刺激を与える
→ 神経質になり、普段の性格が荒くなる原因になることもあります。
亀はデリケートな生き物なので、「無理に触れ合うのではなく、自然と寄ってきてもらう」ことがなつきやすさの秘訣です。
クサガメの性別や個体差による性格の違い
オスとメスで性格は違う?
クサガメはオスとメスで見た目の特徴が異なるだけでなく、性格にも傾向の違いが見られます。
- オスの性格
・やや活発で、縄張り意識を示すことがある
・繁殖期には落ち着きがなくなることもある
・飼い主に対して積極的にアピールする個体が多い - メスの性格
・比較的おとなしく、落ち着いた性格が多い
・繁殖期に産卵のための行動(砂場を探すなど)が見られる
・オスより人に対して慎重な傾向がある
もちろん一概には言えませんが、性別によって行動の違いが見られるため、飼育時には「その子の性格+性別の特徴」を踏まえて接することが大切です。
個体差によるクサガメの性格の幅
クサガメの性格には、個体ごとの差も大きく影響します。
- 人懐っこく、水槽の前に立つとすぐ寄ってくるタイプ
- 警戒心が強く、飼い主が近づくとすぐに水へ飛び込むタイプ
- マイペースであまり動かない、のんびり屋タイプ
同じ環境で育てても性格に違いが出るため、飼い主は「性格を理解してその子に合った接し方」を心がける必要があります。こうした個体差を観察するのも、クサガメ飼育の大きな楽しみのひとつです。
クサガメの魅力と長く付き合うために
「可愛すぎ」と人気なクサガメの魅力
クサガメは、一見すると地味な見た目に思われがちですが、飼い主からは「可愛すぎる」と評判の多い亀です。
- 餌の時間になると水槽の前で待つ姿
- 視線を合わせてじっと見つめてくる仕草
- 水槽の中で飼い主を追いかけてくる行動
こうした日常のちょっとした仕草がとても愛らしく、長く飼えば飼うほど「表情や性格の違い」に気づけるのも魅力です。犬や猫のように声を出して感情を表現しない分、さりげない行動の変化を感じ取る楽しさがあるのが、クサガメ飼育の醍醐味といえるでしょう。
クサガメの寿命と性格を活かした飼育の工夫
クサガメは20〜30年ほど生きる長寿のペットです。寿命が長いからこそ、性格を理解して快適な環境を整えることが大切になります。
- 穏やかな性格を活かし、静かな環境で飼う
- 好奇心を刺激するため、レイアウトや隠れ場所を工夫する
- なつきやすさを意識し、毎日の世話を習慣化する
こうした工夫を続ければ、クサガメは安心して暮らし、長寿を全うしてくれるでしょう。飼い主にとっても「何十年も一緒に過ごせる大切なパートナー」になるのが、クサガメの大きな魅力です。
まとめ
クサガメは、おとなしく警戒心が強い一方で、慣れると好奇心を見せて人に寄ってくる魅力的な性格を持っています。性別や個体差によって行動や性格には幅がありますが、その違いを理解して接することで、飼い主との信頼関係を築くことができます。
- クサガメは学習能力があり、飼い主を覚える
- 見つめてくる・ついてくる行動は「エサの期待」や「好奇心」から
- 無理なスキンシップや乱暴な扱いは逆効果
- 性別や個体差によって性格に特徴が出る
- 長寿のペットだからこそ、性格を理解した飼育が大切
「可愛すぎる」と感じる仕草の数々は、毎日の飼育の大きな楽しみになります。クサガメの性格を正しく理解して寄り添うことで、何十年も続くパートナーシップを築くことができるでしょう。


