オニプレートトカゲはゴツゴツとした見た目が特徴的なトカゲですが、「なつくの?」と気になる方も多いのではないでしょうか? 本記事では、オニプレートトカゲの性格やなつく可能性を解説するとともに、寿命や値段、飼育方法、餌の与え方まで詳しく紹介します。
これからオニプレートトカゲをお迎えしたい方や、すでに飼っているけれど餌を食べないなどの悩みがある方にも役立つ情報をまとめました。ぜひ最後までチェックして、オニプレートトカゲの魅力を存分に楽しんでください!
オニプレートトカゲはなつくのか?
オニプレートトカゲの性格と特徴
オニプレートトカゲはアフリカ原産のトカゲで、全身を覆う硬いウロコが特徴的です。見た目はゴツゴツとしていますが、性格は比較的温厚で、攻撃的になることは少ないです。
ただし、警戒心が強く、環境の変化に敏感な一面もあります。野生では岩の隙間や地面の割れ目に隠れて生活するため、飼育下でも臆病な傾向があり、飼い主に対しても慎重に接することが多いです。
なつくためにできること
オニプレートトカゲは犬や猫のようにベタベタと懐くことはありませんが、環境に慣れれば落ち着いた態度を見せるようになります。
なつかせるためのポイントとして、以下のような方法が有効です。
- ゆっくりとした動作で接する
急に手を伸ばすと驚いてしまうため、ゆっくりとした動作で近づきましょう。 - 無理に触らない
オニプレートトカゲは抱っこを好まないため、無理に持ち上げるとストレスを感じます。まずは手の上に乗せることから慣れさせるのがコツです。 - 毎日同じリズムで世話をする
飼い主の存在に慣れさせるために、毎日の給餌や掃除の際に優しく声をかけるのも効果的です。
スキンシップのコツ
オニプレートトカゲと良好な関係を築くためには、適切な距離感を保ちつつ、少しずつ信頼関係を築いていくことが重要です。
- 餌を使って信頼を得る
ピンセットで餌を与えることで、「この人は安全だ」と認識してもらいやすくなります。 - ケージ内で手を置いてみる
無理に触ろうとせず、手をケージの中に静かに置くことで、トカゲが自ら近づいてくることがあります。 - 焦らず、ゆっくり時間をかける
すぐになつくことを期待せず、数週間から数ヶ月かけて徐々に慣れさせるのが理想です。
オニプレートトカゲは飼い主に対して攻撃的になることは少なく、適切な接し方をすればリラックスした姿を見せてくれるようになります。時間をかけて、少しずつ信頼関係を築いていきましょう!
オニプレートトカゲの基本情報
オニプレートトカゲの寿命はどのくらい?
オニプレートトカゲの寿命は 約10〜15年 といわれており、適切な環境で飼育すれば比較的長生きする爬虫類です。
寿命を延ばすためには、以下のポイントを意識することが重要です。
- 適切な温度・湿度管理を行う(温度:27〜32℃、湿度:60%前後が理想)
- バランスの取れた食事を与える(昆虫や野菜などを適量与える)
- ストレスを減らす環境を整える(隠れ家を用意し、過度なスキンシップを避ける)
特に 過度なストレスや栄養不足は寿命を縮める原因 となるため、日々の観察を怠らず、健康的な生活を維持することが大切です。
オニプレートトカゲの値段と販売情報
オニプレートトカゲの値段は 約1万5,000円〜3万円 が相場です。ただし、大きさや健康状態、販売店によって価格は異なります。
どこで購入できる?
- 爬虫類専門店(健康な個体が多く、飼育相談も可能)
- エキゾチックアニマルを扱うペットショップ(入荷状況は店舗による)
- 爬虫類のイベント・即売会(ブリーダーから直接購入できることも)
- オンラインショップ(便利だが、実物を確認できない点に注意)
オニプレートトカゲを購入する際は、健康状態をしっかりチェック することが重要です。以下のポイントを確認しましょう。
- 目がクリアで輝いているか
- 体が痩せすぎていないか
- 動きが活発であるか
特に 餌をしっかり食べているかどうか は、健康な個体を選ぶ上で重要なポイントになります。信頼できる販売店で購入し、長く健康に飼育できるよう準備しましょう!
オニプレートトカゲの飼育方法
飼育に必要な環境(ケージ・温度・湿度)
オニプレートトカゲを健康に飼育するためには、適切な環境を整えることが重要です。
▶ ケージの選び方
オニプレートトカゲは地表性のトカゲのため、 横長のケージ(90cm以上推奨) が適しています。高さよりも床面積が広い方が、快適に過ごせます。
▶ 温度と湿度管理
- 温度:27〜32℃(バスキングスポットは35℃前後)
- 夜間温度:22〜25℃を下回らないようにする
- 湿度:60%前後を維持(乾燥しすぎると脱皮不全の原因に)
▶ 床材
- ヤシガラ、砂、ソイルなどを使用
- 湿度を保てる素材がおすすめ
▶ 隠れ家の設置
オニプレートトカゲは臆病な性格なので、安心できる隠れ家を用意することが大切です。岩の隙間を再現できるようなシェルターを設置すると、ストレスを軽減できます。
飼育で気をつけるポイント
1. ストレスを与えない環境作り
オニプレートトカゲは警戒心が強いため、頻繁に触ったり、無理に持ち上げたりするとストレスを感じます。できるだけ落ち着ける環境を整え、安心して過ごせるようにしましょう。
2. 紫外線ライトの設置
カルシウムの吸収を助けるために、 UVBライトを設置 することが重要です。UVB不足はくる病の原因になるため、適切なライトを選び、毎日一定時間照射するようにしましょう。
3. 水分補給の管理
水入れを設置するだけでなく、霧吹きをして湿度を維持することも大切です。特に脱皮の前後はしっかりと水分補給をサポートしましょう。
オニプレートトカゲの飼育環境を適切に整えれば、健康で長生きさせることができます。
オニプレートトカゲの餌と食事管理
オニプレートトカゲの主な餌とは?
オニプレートトカゲは雑食性で、動物性・植物性の餌をバランスよく食べます。飼育下では以下のような餌を与えるのが理想的です。
▶ 動物性の餌(主食)
- コオロギ
- デュビア(ゴキブリの一種)
- ミルワーム・シルクワーム
- ピンクマウス(※与えすぎ注意)
▶ 植物性の餌(補助食)
- 小松菜、チンゲン菜
- にんじん、カボチャ
- 果物(バナナ、リンゴなど 少量)
▶ 市販の爬虫類フード
- 爬虫類用の人工飼料を併用すると栄養バランスが整いやすい
栄養バランスを考慮しながら、動物性7:植物性3の割合 を目安に与えるとよいでしょう。
餌を食べないときの対処法
オニプレートトカゲが餌を食べない原因はいくつか考えられます。
▶ よくある原因と対策
- 環境に慣れていない → 新しい環境では警戒するため、数日間はそっとしておく
- 温度・湿度の管理不足 → 適温(27〜32℃)、湿度(60%前後)を維持する
- 餌の種類を嫌がっている → 別の餌(コオロギ→デュビアなど)を試す
- 病気や脱皮前 → 体調を観察し、異常があれば動物病院へ相談
餌を食べない場合でも 無理に与えず、焦らず様子を見る ことが大切です。
適切な餌量と与え方のポイント
▶ 餌の量
- 幼体(〜1年)… 毎日、体の大きさに合ったコオロギ5〜7匹程度
- 成体(1年以上)… 2〜3日に1回、動物性+植物性をバランスよく与える
▶ 与え方のコツ
- 餌には カルシウム剤をまぶす(週に2〜3回)
- 動物性の餌は 生きたものの方が食いつきが良い
- 野菜は 細かく刻んで食べやすくする
野菜は食べる?おすすめの餌
オニプレートトカゲは雑食ですが、個体によって野菜を好む・好まない差があります。
野菜を食べない場合の対策
- コオロギに細かく刻んだ野菜を食べさせる(間接的に栄養を摂取)
- 野菜に 少量のフルーツ を混ぜて食べやすくする
栄養バランスを考えながら、オニプレートトカゲに合った餌を見つけていきましょう!
オニプレートトカゲを飼う魅力とまとめ
オニプレートトカゲの飼育に向いている人
オニプレートトカゲは見た目のゴツさとは裏腹に、比較的おとなしく、飼育しやすいトカゲです。以下のような人に特におすすめです。
✅ 爬虫類飼育初心者
- 基本的な環境を整えれば、比較的手間がかからず、初心者でも飼いやすい。
✅ じっくり観察を楽しみたい人
- 活発に動き回るタイプではないが、独特の仕草や表情を観察するのが楽しい。
✅ 触れ合いよりも、眺めるのが好きな人
- 手に乗せることはできるが、積極的にスキンシップを求めるタイプではないため、爬虫類らしい距離感を楽しめる。
飼育の楽しさと注意点
▶ オニプレートトカゲの魅力
- 見た目がカッコいい! ゴツゴツした体と重厚なフォルムが魅力的
- おとなしく、攻撃性が低い 飼育しやすい性格
- 比較的長寿(10〜15年) 長く付き合えるペット
▶ 飼育の注意点
- 警戒心が強く、なつくまでに時間がかかる
- 環境の変化に敏感なため、温度・湿度管理が重要
- 餌の好き嫌いがあるため、食事の管理が必要
まとめ
オニプレートトカゲは見た目のカッコよさと温厚な性格を併せ持つ、魅力的なトカゲです。犬や猫のようにベタベタになつくわけではありませんが、適切な環境を整え、じっくり付き合えば信頼関係を築くことができます。
飼育環境の整備や餌の管理に気をつけながら、オニプレートトカゲとの生活を楽しみましょう!