オニプレートトカゲの大きさは?成長速度や飼育のポイントを解説

オニプレートトカゲの大きさは?成長速度や飼育のポイントを解説 トカゲ
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オニプレートトカゲは、そのゴツゴツとした体と独特な見た目が魅力の中型トカゲです。飼育を考えている方の中には、「オニプレートトカゲの大きさはどのくらいになるの?」や「成長速度は?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

本記事では、オニプレートトカゲの大きさや成長速度を詳しく解説するとともに、飼育環境の整え方や餌の与え方、販売価格の相場など、飼育に必要な情報を網羅的に紹介します。また、「オニプレートトカゲは噛むの?」「餌を食べないときはどうする?」といった飼育時の悩みにもお答えします。

これからオニプレートトカゲを迎えたい方はもちろん、すでに飼育している方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください!

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オニプレートトカゲの基本情報

オニプレートトカゲとは?特徴と生息地

オニプレートトカゲ(学名:Gerrhosaurus major)は、アフリカ大陸に広く分布する中型のトカゲです。ゴツゴツとした鱗が特徴的で、まるで鎧をまとったような見た目をしています。そのため「プレートリザード(装甲トカゲ)」と呼ばれることもあります。主にサバンナや乾燥地帯に生息し、地面に穴を掘ったり岩陰に隠れたりして生活しています。

性格は比較的大人しく、飼育環境に慣れれば人に馴れる個体もいます。ただし、警戒心が強い面もあり、無理に触ろうとすると逃げたり、場合によっては噛むこともあるため注意が必要です。

オニプレートトカゲの大きさと成長速度

オニプレートトカゲは成長すると約35〜45cmほどの大きさになります。個体によっては50cm近くまで成長することもありますが、平均的には40cm前後が一般的です。

成長速度の目安

  • 幼体(0〜6ヶ月):約10〜20cm
  • 亜成体(6ヶ月〜1年):約20〜30cm
  • 成体(1年〜2年):約35〜45cm

飼育下では、適切な餌と温度管理ができていれば1〜2年ほどで成体サイズに達します。成長スピードには個体差がありますが、しっかり栄養を摂取できる環境を整えることで、健康的に育てることができます。

オニプレートトカゲの種類とモルフ

オニプレートトカゲにはいくつかの種類が存在しますが、一般的にペットとして流通しているのは**ナミビアオニプレートトカゲ(Gerrhosaurus major)**です。

現在、オニプレートトカゲには特定のモルフ(品種改良されたカラーバリエーション)はほとんど存在しません。しかし、地域によって体色の違いが見られることがあり、黄褐色が強い個体や、黒っぽい個体などバリエーションがあります。

主なオニプレートトカゲの種類

  • Gerrhosaurus major(ナミビアオニプレートトカゲ):最も一般的な種類
  • Gerrhosaurus validus(グレートプレートトカゲ):やや大型で、より頑丈な体を持つ

これらの違いを理解した上で、自分に合った個体を選ぶとよいでしょう。

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オニプレートトカゲの飼育方法

飼育環境の準備と適したケージサイズ

オニプレートトカゲを健康に飼育するためには、適切な環境を整えることが重要です。

ケージのサイズ
オニプレートトカゲは成体になると40cm以上に成長するため、最低でも90cm×45cm×45cm(幅×奥行×高さ)のケージが必要です。できれば120cm×60cm×60cm程度の広さを確保できると、より快適に過ごせます。

床材
オニプレートトカゲは地面に穴を掘る習性があるため、床材はヤシガラ土、赤玉土、砂系のミックスなど、掘れるものを選ぶと良いでしょう。湿度を適度に保つためにも、水分を含みやすい床材を使用するのがおすすめです。

温度と湿度

  • 温度:日中は28〜32℃、ホットスポット(バスキングエリア)は**35〜40℃**に設定
  • 夜間:23〜26℃に下げる
  • 湿度:50〜70%をキープ(乾燥しすぎると脱皮不全の原因になる)

紫外線ライトの設置
オニプレートトカゲは紫外線を必要とする爬虫類です。カルシウム不足を防ぐために、**UVBライト(10.0以上)**を使用しましょう。

隠れ家とレイアウト
ストレスを減らすために、ケージ内には流木や岩、シェルターなどの隠れ家を設置しましょう。また、登れるような構造物を入れると、自然に近い環境を再現できます。

餌の種類と餌量の目安(野菜も食べる?)

主な餌
オニプレートトカゲは雑食性で、主に昆虫を食べますが、野菜や果物も食べることがあります。

  • 主食:コオロギ、デュビア、ミルワーム、シルクワームなど
  • 副食:野菜(小松菜、チンゲンサイ、ニンジン、ズッキーニなど)、果物(バナナ、リンゴ、マンゴーなど)
  • サプリメント:カルシウムパウダーやビタミンD3を適量振りかける

餌の頻度と餌量

  • 幼体(0〜6ヶ月):毎日、昆虫を5〜10匹程度
  • 亜成体(6ヶ月〜1年):2日に1回、昆虫を5〜7匹+野菜少々
  • 成体(1年以上):2〜3日に1回、昆虫5匹+野菜を多め

オニプレートトカゲは比較的よく食べる種類ですが、個体によっては野菜を食べるのが苦手な場合もあります。その場合は、細かく刻んで昆虫と混ぜると食べやすくなります。

餌を食べないときの対処法

オニプレートトカゲが餌を食べない場合、以下の原因が考えられます。

考えられる原因と対策

  1. 温度が低い → ケージ内の温度を確認し、適正温度に調整する
  2. 環境の変化によるストレス → 新しい環境に慣れるまで様子を見る(数日〜1週間程度)
  3. 餌の種類が気に入らない → 別の種類の昆虫や野菜を試してみる
  4. 脱皮前で食欲が低下している → 脱皮後に食欲が戻ることが多いので様子を見る
  5. 病気の可能性 → 1週間以上食べない場合は、爬虫類に詳しい獣医に相談

餌付けのコツ
・ピンセットで動かして興味を引く
・餌にカルシウムパウダーをまぶして栄養補給
・昆虫を与える際に、動きのあるものを選ぶ(デュビアやコオロギなど)

適切な環境を整え、餌の種類を工夫することで、食欲を回復させることができます。

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オニプレートトカゲを飼う際の注意点

オニプレートトカゲは噛む?性格とハンドリングのコツ

オニプレートトカゲは基本的におとなしい性格をしていますが、警戒心が強く、慣れていないときに無理に触ろうとすると噛むことがあります。

噛む理由と対策

  • 環境に慣れていない → 迎えたばかりの個体は無理に触らず、数週間はそっとしておく
  • 驚いたとき → いきなり掴まず、ゆっくり手を近づける
  • 空腹時に手を餌と勘違い → 餌を与えた直後に触る

ハンドリングのコツ

  1. 焦らずゆっくり慣らす
    • 最初はケージ内でゆっくり手を見せるだけにする
    • 餌を手から与えることで信頼関係を築く
  2. 低い位置で持ち上げる
    • 掴むのではなく、手の上に乗せるように誘導する
    • 落下防止のため、低い位置で扱う
  3. 無理に触らない
    • オニプレートトカゲはヘビのようにハンドリングを楽しむタイプではない
    • ストレスを感じている様子なら、触らずにそっとしておく

慣れた個体は手から餌を食べることもありますが、個体差があるため、無理にハンドリングしようとせず、それぞれのペースに合わせて接することが大切です。

販売価格や入手方法(値段の相場)

オニプレートトカゲは比較的流通量が安定しており、爬虫類専門店やエキゾチックアニマルを扱うペットショップ、爬虫類イベントなどで購入できます。

値段の相場

  • 幼体:8,000円〜15,000円
  • 亜成体・成体:15,000円〜25,000円

価格は個体のサイズ、健康状態、販売店によって異なります。また、海外からの輸入個体が多いため、シーズンによって流通量が変動することもあります。

購入時のチェックポイント

  • 体に傷や脱皮不全がないか
  • 目がクリアで輝いているか
  • 動きが鈍くないか(元気に動き回る個体が健康的)
  • 餌をしっかり食べているか(販売店に確認)

信頼できるショップやブリーダーから購入し、健康な個体を選ぶことが大切です。

健康管理と長生きさせるためのポイント

オニプレートトカゲの平均寿命は10〜15年と比較的長く、適切な飼育環境を整えれば長期間にわたって飼育を楽しめます。

健康管理のポイント
バスキングライトとUVBライトの適切な設置
 - 紫外線不足はくる病の原因になるため、UVBライトを必ず設置

定期的なケージ清掃
 - フンや食べ残しはこまめに掃除し、週に1回は床材の一部を交換

栄養バランスの取れた食事
 - 昆虫ばかりでなく、野菜も適度に与える
 - カルシウム・ビタミンサプリを適量ふりかける

脱皮のサポート
 - 湿度が低すぎると脱皮不全を起こすため、水入れや加湿を工夫

異変があれば早めに対処
 - 食欲不振活動量の低下脱皮不全などの異常が見られたら、早めに環境を見直す
 - 1週間以上餌を食べない場合や、目に見えて体調が悪い場合は爬虫類専門の獣医に相談

オニプレートトカゲは丈夫で飼育しやすい爬虫類ですが、適切な環境と健康管理が長生きの秘訣です。愛情を持ってお世話すれば、10年以上の長い付き合いができますよ。

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まとめ

オニプレートトカゲは、ゴツゴツとした鎧のような鱗とおとなしい性格が魅力のトカゲです。
成体の大きさは約35〜45cmになり、適切な環境で飼育すれば10年以上生きることも可能です。

飼育のポイントをおさらい!
90cm以上のケージを用意し、温度・湿度を適切に管理する
昆虫を中心に、野菜や果物もバランスよく与える
UVBライトを設置し、くる病を予防する
慣れるまでは無理に触らず、ゆっくり信頼関係を築く

オニプレートトカゲは見た目のカッコよさだけでなく、丈夫で飼いやすい点でも人気の爬虫類です。正しい知識を持ってお世話すれば、長く楽しい爬虫類ライフを送ることができます!

これから飼育を始める方も、すでに飼っている方も、オニプレートトカゲとの暮らしを楽しんでくださいね。

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