ニホンイシガメの飼育は難しい?初心者が失敗しやすいポイントと正しい飼育方法を解説

ニホンイシガメの飼育は難しい?初心者が失敗しやすいポイントと正しい飼育方法を解説 かめ
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「ニホンイシガメの飼育は難しい」と検索している方の多くは、
これから飼おうとしているが不安がある
すでに飼育していてうまくいかない
あるいは 野外で見つけたものの飼ってよいのか迷っている のではないでしょうか。

ニホンイシガメは日本固有の在来種であり、見た目の素朴さとは裏腹に、飼育環境・法律・長期管理など、注意すべき点が多いカメです。そのため、正しい知識がないまま飼育を始めると「思っていたより難しい」「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうケースも少なくありません。

本記事では、ニホンイシガメの飼育が難しいと言われる理由を軸に、
屋内・屋外飼育の違い、適切なレイアウト、餌の考え方、寿命の長さ、さらには捕獲や販売に関わる注意点まで、初めての方にも分かりやすく解説します。

ニホンイシガメをこれから飼うべきかどうかの判断材料として、またすでに飼育している方の見直し資料として、ぜひ最後までご覧ください。

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ニホンイシガメの飼育が「難しい」と言われる理由

ニホンイシガメの飼育が難しいと言われる最大の理由は、**「丈夫そうに見えて、実は環境依存度が高い」**点にあります。見た目や名前から、ミドリガメなどの外来種と同じ感覚で飼育できると思われがちですが、実際には大きく性質が異なります。

まず、ニホンイシガメは水質・水温・日照環境のバランスに非常に敏感です。水が汚れやすい環境や、紫外線が不足した環境では、食欲不振や甲羅のトラブルを起こしやすくなります。特に屋内飼育では、紫外線ライトや保温設備を適切に管理できないと、飼育難易度が一気に上がります。

また、個体差が大きいことも難しさの一因です。野生由来の個体は警戒心が強く、人に慣れにくい傾向があります。その結果、餌を食べない、水中から出てこないなど、初心者には原因が分かりにくい問題が起こりがちです。

さらに、ニホンイシガメは在来種であるため、捕獲や取り扱いに法的・倫理的な注意が必要です。「見つけたから飼う」という判断が必ずしも正解ではなく、この点も他のペットとは大きく異なるポイントと言えるでしょう。

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他のカメと比較したニホンイシガメの飼育難易度

ニホンイシガメの飼育難易度を理解するためには、他の一般的なカメと比較すると分かりやすくなります。

例えば、ペットとして広く知られているミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は、多少水質が悪化しても耐えるほど環境適応力が高く、初心者向けとされてきました。一方、ニホンイシガメは自然環境に近い状態を維持できないと体調を崩しやすい傾向があります。

また、クサガメと比べた場合でも、ニホンイシガメは水場と陸場の使い分けが明確で、レイアウト設計の難易度が高めです。陸場が不安定だったり、日光浴がしにくい環境では、ストレスが蓄積しやすくなります。

加えて、成長速度が比較的ゆっくりであることから、「ちゃんと育っているのか分からない」「調子が良いのか判断しづらい」と感じる飼育者も少なくありません。この“変化の分かりにくさ”も、初心者が難しいと感じる要因の一つです。

こうした点から、ニホンイシガメは
「飼育できないほど難しいわけではないが、知識と観察力が求められるカメ」
と位置づけるのが現実的と言えるでしょう。

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ニホンイシガメを見つけたらやってはいけないこと

川や用水路、田んぼ周辺などでニホンイシガメを見つけた場合、**最もやってはいけないのが「安易に持ち帰って飼育すること」**です。かわいそうに見えたり、保護したつもりでも、その行為が必ずしも正しいとは限りません。

ニホンイシガメは野生下で長年その環境に適応して生きてきた生き物です。健康そうな個体を人の判断で連れ帰ることは、自然界から繁殖個体を減らす行為につながる可能性があります。特に成体の場合、飼育環境に適応できず、拒食や衰弱を起こすケースも少なくありません。

また、「子ガメだから大丈夫」「一時的に保護するだけ」という判断も注意が必要です。結果的に飼育が長期化し、元の場所へ戻せなくなるケースは非常に多く見られます。

明らかにケガをしている、側溝に落ちて自力で出られないなど、人為的な危険にさらされている場合を除き、基本的には「その場で見守る」という選択が最も望ましい対応と言えるでしょう。

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イシガメは捕獲禁止?法律・条例と飼育の注意点

「イシガメは捕獲禁止なのか?」という疑問は、ニホンイシガメの飼育を考えるうえで必ず確認すべきポイントです。

結論から言うと、ニホンイシガメは全国一律で捕獲禁止とされているわけではありません。ただし、自治体ごとの条例や地域指定によって、捕獲・採取が制限されている場合があります。この点は地域差があるため、事前確認が不可欠です。

また、法律上問題がなかったとしても、ニホンイシガメは在来種であり、近年は生息数の減少が指摘されています。そのため、環境省や各自治体は保護の対象として注意喚起を行っており、安易な捕獲や飼育は推奨されていません。

一方で、繁殖個体として適切に販売されているニホンイシガメを購入し、終生飼育すること自体は問題にならないケースが一般的です。この場合でも、長寿であることや飼育難易度を理解したうえで、責任を持つ必要があります。

ニホンイシガメの飼育は、「飼えるかどうか」だけでなく、
「飼ってよい状況なのか」「最後まで世話ができるのか」
という視点を持つことが非常に重要です。

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ニホンイシガメは販売されている?ベビー販売の実情

ニホンイシガメは、ペットショップや爬虫類専門店、イベントなどで販売されているケースがあります。ただし、ミドリガメやクサガメと比べると流通量は少なく、常時入荷している店舗は限られています。

販売されている個体の多くは、飼育下で繁殖されたベビー個体です。こうした繁殖個体は、人の管理下で育っているため環境への適応力が比較的高く、野生個体よりも飼育しやすい傾向があります。そのため、どうしてもニホンイシガメを飼育したい場合は、繁殖個体を選ぶことが現実的な選択肢となります。

一方で、「ニホンイシガメ ベビー 販売」と検索すると、価格の幅が大きいことに気づく方も多いでしょう。これは、血統管理の有無や育成状態、販売ルートの違いによるものです。安価な個体ほど状態確認が重要で、健康状態や飼育履歴をしっかり説明できる販売元かどうかが判断基準になります。

なお、販売されているからといって、必ずしも初心者向きとは限りません。ベビー期は環境変化に弱く、温度管理や餌の与え方を誤ると、短期間で体調を崩すリスクもあります。

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野生個体と繁殖個体で飼育難易度は変わるのか

ニホンイシガメの飼育難易度は、野生個体か繁殖個体かによって大きく変わると言ってよいでしょう。

野生個体は自然環境に完全に適応して生きてきたため、人工環境への順応が難しい場合があります。特に、急な水質変化や人の気配に強いストレスを感じやすく、餌を食べなくなるケースも珍しくありません。その結果、「飼育が難しい」「すぐに弱ってしまった」と感じる原因になることがあります。

一方、繁殖個体は幼少期から人の管理下で育っているため、人工飼料や飼育設備に慣れやすい傾向があります。適切な環境を用意できれば、比較的安定した飼育が可能です。

ただし、繁殖個体であっても「丈夫で放置できる」というわけではありません。ニホンイシガメは本来、季節変化や日照を感じながら生活する生き物です。その特性を理解せずに飼育すると、繁殖個体でも体調不良を起こす可能性があります。

このことから、ニホンイシガメの飼育難易度は
「個体の出自 × 飼育者の知識量」
によって大きく左右されると言えるでしょう。

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ニホンイシガメ飼育レイアウトの基本構成

ニホンイシガメの飼育が難しいと感じられる原因の多くは、レイアウト設計のミスにあります。ニホンイシガメは「水があればよい」というカメではなく、水場・陸場・日光浴スペースを明確に分けた環境が必要です。

基本となる構成は以下の3点です。

  • 十分な水量の水場
    全身が無理なく浸かれる深さが必要です。浅すぎると落ち着かず、深すぎると溺れの原因になります。水中で方向転換できる余裕を持たせることが重要です。
  • 安定した陸場
    完全に体を乾かせる陸場は必須です。滑りやすい素材や不安定な足場はストレスにつながるため、しっかり固定されたものを使用します。
  • 日光浴(紫外線)環境
    屋外飼育であれば直射日光、屋内飼育であればUVBライトが必要になります。紫外線不足は甲羅や骨格のトラブルを引き起こすため、軽視できません。

ニホンイシガメは環境に納得すると同じ場所を繰り返し使う傾向があります。頻繁なレイアウト変更は避け、一度決めた環境を安定させることが飼育成功のポイントです。

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レイアウトが原因で起こりやすい飼育トラブル

不適切なレイアウトは、ニホンイシガメにさまざまなトラブルを引き起こします。

代表的なのが、陸場不足による甲羅の異常です。常に水中にいる状態が続くと、甲羅が乾かず、カビや細菌が繁殖しやすくなります。これは飼育初期に気づきにくいものの、後から大きな問題になるケースがあります。

また、水場と陸場の行き来がしづらい構造もよくある失敗例です。傾斜が急すぎる、足場が滑るなどの問題があると、陸に上がること自体を避けるようになります。

さらに、隠れ場所がまったくないレイアウトでは、常に外敵にさらされているような状態になり、強いストレスを受けます。結果として、餌食いの低下や行動量の減少につながることがあります。

ニホンイシガメの飼育では、見た目のレイアウトよりも
「その個体が安心して行動できるかどうか」
を基準に環境を整えることが重要です。

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ニホンイシガメ飼育は屋内と屋外どちらが良い?

ニホンイシガメの飼育において、屋内と屋外のどちらが正解かという問いに、明確な一択はありません。それぞれにメリット・デメリットがあり、飼育者の環境や管理能力によって向き不向きが分かれます。

一般的に、自然に近い環境を再現しやすいのは屋外飼育です。日光、気温の変化、季節感といった要素を人工的に再現する必要がないため、条件が整えばニホンイシガメ本来の行動が見られます。

一方で、屋内飼育は温度や安全管理を人為的にコントロールできる点が強みです。天候や外敵の影響を受けにくく、観察しやすいというメリットがあります。ただし、その分、設備と管理の手間が増えるため、知識不足のまま始めると「飼育が難しい」と感じやすくなります。

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屋内飼育で必要な設備と失敗しやすいポイント

ニホンイシガメを屋内で飼育する場合、最低限必要になる設備があります。

  • 水槽(十分な横幅と水量を確保できるもの)
  • ろ過装置(過信せず、こまめな換水が前提)
  • 保温器具(ヒーター・保温球など)
  • 紫外線ライト(UVB)
  • 安定した陸場

これらが揃って初めて、屋内飼育のスタートラインに立てます。

失敗しやすいポイントとして多いのが、紫外線ライトの軽視水温管理の不安定さです。ライトを設置していても、照射距離や使用期間を守っていないと、十分な効果が得られないことがあります。

また、屋内では季節感が乏しくなりがちです。常に同じ環境が続くことで、活動リズムが乱れる個体もいるため、観察を怠らない姿勢が重要になります。

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ニホンイシガメの屋外飼育が向いているケースとは

屋外飼育は、すべての飼育者に向いているわけではありませんが、条件が合えば非常に安定した飼育が可能です。

屋外飼育に向いているのは、

  • 庭やベランダなど、脱走・外敵対策ができるスペースがある
  • 冬季管理(冬眠または越冬)について理解がある
  • 日常的に様子を確認できる

といった条件を満たしている場合です。

屋外では日光浴が自然に行えるため、甲羅や骨格のトラブルが起こりにくい傾向があります。一方で、猛暑や大雨、寒波など、自然環境の影響を直接受ける点はリスクでもあります。

そのため、屋外飼育は「放置できるから楽」という考えで始めるのではなく、自然管理と人為管理のバランスを取れる飼育者向けの方法と言えるでしょう。

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ニホンイシガメの餌|野生と飼育下の食性の違い

ニホンイシガメは雑食性のカメですが、野生と飼育下では食性のバランスが大きく異なります。この違いを理解していないと、「餌を食べない」「成長が悪い」といった問題につながりやすくなります。

野生下では、水生昆虫、小魚、貝類、水草など、季節や環境に応じて多様なものを口にしています。そのため、栄養は自然と分散され、特定の成分に偏ることはほとんどありません。

一方、飼育下では人が与える餌に依存するため、餌の内容がそのまま健康状態に直結します。市販のカメ用人工飼料は栄養バランスが考えられており、主食として使用するのが基本です。

ただし、人工飼料だけでは食いつきが悪い個体もいます。その場合、乾燥エビや冷凍赤虫などを併用することもありますが、嗜好性の高い餌に偏りすぎると、人工飼料を食べなくなる可能性があります。

ニホンイシガメの餌は、
「食べるもの」ではなく「食べ続けられる内容かどうか」
という視点で選ぶことが重要です。

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餌選びを間違えると起こる健康トラブル

餌選びを誤ると、ニホンイシガメにはさまざまな健康トラブルが起こります。

代表的なのが、カルシウム不足による甲羅や骨格の異常です。特に成長期のベビー個体では、栄養バランスの偏りが短期間で症状として現れることがあります。紫外線不足と餌内容が重なると、リスクはさらに高まります。

また、脂肪分の多い餌を与え続けることで、肥満や内臓への負担が生じるケースもあります。動きが鈍くなったり、活動時間が極端に短くなった場合は、餌の内容を見直す必要があります。

さらに、餌を頻繁に与えすぎると、水質悪化を招きやすくなります。水が汚れることで皮膚トラブルや感染症につながる可能性があり、結果として「飼育が難しい」と感じる原因になります。

餌管理は単なる給餌作業ではなく、
健康管理の一部である
という意識を持つことが、ニホンイシガメ飼育では欠かせません。

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ニホンイシガメの寿命はどれくらい?長期飼育の覚悟

ニホンイシガメの寿命は、飼育環境が安定している場合、30年以上生きる可能性があるとされています。個体差や飼育状況によって差はありますが、短命なペットではないことは確かです。

この寿命の長さこそが、ニホンイシガメの飼育が難しいと感じられる大きな理由の一つです。数年で飼育が終わる生き物ではなく、人生の一部を共に過ごす覚悟が求められます。

また、長寿であるがゆえに、飼育者の生活環境が変化する可能性も考慮しなければなりません。引っ越し、家族構成の変化、年齢による体力の問題など、長期的な視点で「最後まで世話ができるか」を考える必要があります。

ニホンイシガメは、飼い始めてから年数が経つほど、環境変化への適応力が下がる傾向があります。そのため、「飼えなくなったら手放す」という選択が取りづらい点も、事前に理解しておくべきポイントです。

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長生きさせるために飼育者が知っておくべきこと

ニホンイシガメを長生きさせるために重要なのは、特別なことをするよりも、安定した環境を維持し続けることです。

頻繁なレイアウト変更や、季節を無視した温度管理は、見た目以上にカメに負担をかけます。調子が良いときほど環境をいじらず、日々の行動や食欲の変化を観察することが大切です。

また、加齢に伴い、食欲や活動量が徐々に低下することがあります。これを「調子が悪い」と決めつけるのではなく、年齢変化として受け止める視点も必要になります。

ニホンイシガメの飼育は、短期的な成果が見えにくい分、地道な管理が求められます。
それでも、長い時間をかけて信頼関係を築けたとき、他のペットでは得られない魅力を感じられる存在でもあります。

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初心者にニホンイシガメ飼育はおすすめできるのか

結論から言うと、ニホンイシガメの飼育は**「事前に調べ、準備ができる初心者」であれば不可能ではありません**。しかし、「簡単そう」「丈夫そうだから」という理由だけで選ぶと、難しいと感じる可能性が高いカメです。

ニホンイシガメは、飼育設備・餌管理・紫外線・長期飼育の覚悟など、複数の条件が揃って初めて安定します。これらを理解せずに飼い始めると、体調不良の原因が分からず、結果として挫折してしまうケースもあります。

一方で、

  • 在来種を大切にしたい
  • 長く付き合える生き物を飼いたい
  • 観察中心の飼育を楽しめる

といった考えを持つ方にとっては、非常に魅力的な存在です。ニホンイシガメの飼育が「難しい」と言われるのは、向き不向きがはっきりしているからとも言えるでしょう。

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ニホンイシガメ飼育が難しいと感じた人への代替案

もし、ここまで読んで
「自分にはニホンイシガメの飼育は難しそうだ」
と感じた場合、それは決して悪い判断ではありません。

飼育を始める前に難易度を理解し、無理をしない選択をすることは、カメにとっても飼育者にとっても健全です。日本には、比較的飼育しやすいカメや、観察しやすい爬虫類も存在します。

また、ニホンイシガメに興味がある場合でも、野外観察や保護活動の情報を知るといった関わり方も一つの選択肢です。無理に飼育という形を取らなくても、在来種への理解を深めることはできます。

ニホンイシガメの飼育は「難しいか・簡単か」ではなく、
「自分の生活と価値観に合っているか」
で判断することが、後悔しないための最も重要なポイントです。

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