ロシアリクガメと水の関係|必要性・水入れの選び方・注意点

ロシアリクガメと水の関係|必要性・水入れの選び方・注意点 かめ
この記事は約7分で読めます。
PR:本サイトの表記には一部プロモーションを含みます。
スポンサーリンク

ロシアリクガメを飼育する際、「水は必要なの?」「水を飲まないけど大丈夫?」と疑問に思うことはありませんか? リクガメは乾燥地帯に生息するため、水をあまり飲まないイメージがありますが、健康を維持するためには適切な水分補給が欠かせません。

本記事では、ロシアリクガメと水の関係について詳しく解説します。水の必要性や、水に入る・寝るといった行動の理由、水入れの選び方や管理方法まで、飼育者が知っておくべきポイントを網羅。水道水の使用可否や100均の水入れの活用方法など、実用的な情報も紹介します。

ロシアリクガメが快適に暮らせる水環境を整え、健康的な飼育を目指しましょう!

スポンサーリンク

ロシアリクガメに水は必要?

リクガメに水はいらないって本当?

「リクガメは水がいらない」と言われることがありますが、これは誤解です。ロシアリクガメを含む多くのリクガメは乾燥地帯に生息しているため、水をあまり摂取しなくても生きられる体の構造を持っています。しかし、これは「水が不要」という意味ではなく、適切な水分補給をしないと健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

リクガメの水分摂取は、主に次の3つの方法で行われます。

  • 食事からの水分補給:野菜や果物に含まれる水分を摂取
  • 直接の飲水:水入れから水を飲む
  • 皮膚や総排泄孔からの吸収:水浴びをすることで皮膚から水分を吸収

特に飼育環境では、自然界と異なり湿度や食事内容が一定ではないため、水入れを設置して水を飲める環境を整えることが重要です。

ロシアリクガメが水を飲まない理由

飼育しているロシアリクガメが水を飲まない場合、以下の理由が考えられます。

  • 食事から十分な水分を摂取している
    野菜や果物を多く与えている場合、水分補給が十分で、直接水を飲む必要がないことがあります。
  • 水入れの位置や形状が合わない
    水入れが深すぎたり、不安定だったりすると、カメが水を飲みづらくなります。浅くて安定した水入れを選ぶのがポイントです。
  • 水が汚れている・臭いが気になる
    水が古くなって汚れていると、カメが飲まなくなることがあります。毎日新鮮な水に交換しましょう。
  • 体調不良やストレス
    病気やストレスが原因で、水を飲む頻度が減ることもあります。食欲が落ちていたり、元気がない場合は注意が必要です。

ロシアリクガメが水を飲まないからといって、すぐに問題とは限りませんが、水分不足が続くと脱水症状や腎臓の負担につながることも。定期的な水浴びを取り入れたり、水を含んだエサを与えたりすることで、適切な水分補給を心がけましょう。

スポンサーリンク

ロシアリクガメの水分補給と水浴び

ロシアリクガメが水の中で寝るのは危険?

ロシアリクガメが水の中でじっとしていたり、寝ているように見えることがあります。これは以下のような理由が考えられます。

  • 水分を吸収している
    リクガメは総排泄孔(そくはいせつこう)から水分を吸収することができるため、体が水分を必要としているときに水の中に入ることがあります。
  • 温度調節をしている
    暑い環境では、体温を下げるために水に入ることがあります。ただし、ロシアリクガメは乾燥地帯の生き物なので、基本的には水浴びの習慣が少ない種です。
  • 体調不良のサイン
    いつも水の中にいる場合は注意が必要です。低体温や呼吸器疾患の可能性があり、特に目や鼻に異常(腫れ・鼻水・泡を吹くなど)が見られる場合は、すぐに温めて獣医に相談しましょう。

また、深い水場では溺れる危険があります。リクガメは泳ぎが得意ではないため、万が一、体勢を崩して戻れなくなると窒息のリスクも。水入れは浅くて足がつく程度のものを選び、安全を確保することが大切です。

ギリシャリクガメとの違い|水浴びの習性

同じリクガメでも、種類によって水浴びの習慣が異なります。特にロシアリクガメとギリシャリクガメでは水分の取り方に違いがあります。

種類生息地水浴びの頻度水分の摂り方
ロシアリクガメ乾燥地帯あまりしない食事や飲水が中心
ギリシャリクガメ比較的湿度のある環境比較的よく行う水浴びや直接飲む

ギリシャリクガメはロシアリクガメに比べて水浴びをすることが多く、定期的にぬるま湯につけてあげることで健康維持に役立ちます。一方、ロシアリクガメは水浴びの習慣があまりないため、無理に頻繁に水に入れなくても問題ありません。

ロシアリクガメが水に入るのはなぜ?

普段あまり水を好まないロシアリクガメが水に入るのには、以下のような理由が考えられます。

  • 水分補給をしている
    乾燥した環境が続いたり、食事からの水分摂取が不足すると、自ら水に入って水分を補給することがあります。
  • 排泄のため
    リクガメは水に入ると排泄しやすくなる傾向があります。これは、総排泄孔が水を感じることで排泄を促す生理的な反応です。
  • ストレスや環境の変化
    新しい環境に慣れずに水場に逃げ込むことも。ストレスを感じている可能性があるため、生活環境を見直してみましょう。

ロシアリクガメが水に入るのは一時的な行動であることが多いですが、頻繁に水に浸かっている場合は体調不良のサインかもしれません。温度管理や湿度、食事内容をチェックし、必要に応じて獣医に相談しましょう。

スポンサーリンク

水入れの選び方と管理方法

水入れをひっくり返す原因と対策

ロシアリクガメを飼育していると、水入れをひっくり返してしまうことがよくあります。その原因として、以下のようなものが考えられます。

  • 歩き回ってぶつかる
    ロシアリクガメは活発に動き回るため、水入れにぶつかってしまい、ひっくり返してしまうことがあります。
  • 水入れのサイズや形状が不適切
    軽いプラスチック製の水入れや浅すぎる容器は、ちょっとした動きで簡単に倒れてしまいます。
  • 水の量が少なすぎる
    水の量が少ないと、容器の安定感がなくなり、カメの動きで簡単に倒れてしまいます。

対策

  • 重さのある水入れを選ぶ
    陶器や石製の水入れは重く、ひっくり返されにくいのでおすすめです。
  • 広めで低めの容器を使う
    安定感のある形状の水入れを選び、倒れにくくしましょう。
  • 水を多めに入れる
    容器に適度な水を入れることで安定感が増し、ひっくり返りにくくなります。

100均の水入れは使える?おすすめの水容器

100均でもリクガメ用の水入れとして使えるアイテムがあります。以下のようなポイントを押さえたものを選ぶと良いでしょう。

  • 浅くて広めの形状(安定感がある)
  • 重みのある素材(倒れにくい)
  • ツルツルした表面(掃除がしやすい)

100均でおすすめの水入れ

  • ペット用の小型陶器皿 → 重さがあり、安定感抜群
  • ガラス製の小鉢 → 丈夫で掃除がしやすい
  • 植木鉢の受け皿 → 陶器製ならひっくり返しにくい

100均アイテムは手軽に入手できるため、試してみる価値があります。ただし、軽いプラスチック製や深すぎるものは避けるようにしましょう。

水道水はそのまま使える?安全な水の与え方

ロシアリクガメの水入れに入れる水として、水道水をそのまま使っても良いのか気になる飼育者も多いでしょう。

水道水は使える?
結論として、基本的には水道水をそのまま使って問題ありません。しかし、地域によっては塩素(カルキ)が多めに含まれていることもあるため、気になる場合は以下の対策をすると安心です。

  • カルキ抜きをする → 汲み置きして数時間放置するか、市販のカルキ抜きを使用
  • 浄水器を通す → 塩素や不純物を取り除くことができる
  • ミネラルウォーターを使用(硬水はNG) → ミネラル分が少ない軟水を選ぶ

また、水入れの水は毎日交換し、清潔に保つことが重要です。汚れた水を放置すると、雑菌が繁殖し、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

ロシアリクガメが快適に水分補給できるように、安全で清潔な水環境を整えましょう。

スポンサーリンク

まとめ|ロシアリクガメの健康管理に適切な水環境を

ロシアリクガメは乾燥地帯に生息するため、水をあまり必要としないと思われがちですが、健康を維持するためには適切な水分補給が欠かせません。飲水だけでなく、食事や水浴びを通じて水分を摂取することも重要です。

本記事のポイントを振り返ると以下の通りです。

  • リクガメにも水は必要だが、飲水量には個体差がある
  • 水を飲まない理由は、食事からの水分摂取や水入れの形状が原因かもしれない
  • 水の中で寝る行動には注意が必要で、頻繁に見られる場合は体調不良の可能性もある
  • ギリシャリクガメは水浴びを好むが、ロシアリクガメはあまりしない
  • 水入れは重くて安定したものを選ぶとひっくり返しにくい
  • 100均の水入れも工夫次第で活用可能
  • 水道水は基本的に使えるが、カルキ抜きをすると安心

ロシアリクガメが快適に過ごせるよう、適切な水入れの設置・管理を行い、必要に応じて水浴びや水分補給の工夫をしましょう。毎日の観察を通じて、カメの健康状態をしっかりチェックし、長く元気に暮らせる環境を整えてください。

タイトルとURLをコピーしました