ミドリガメの餌のあげ方完全ガイド!おすすめの餌や食べないときの対処法も解説

ミドリガメの餌のあげ方完全ガイド!おすすめの餌や食べないときの対処法も解説 かめ
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ミドリガメを飼い始めたものの、「どんな餌をあげればいいの?」「野菜も食べるの?」「餌を食べないときはどうすればいい?」と悩んでいませんか? ミドリガメの健康を維持するためには、正しい餌の選び方やあげ方がとても重要です。

この記事では、ミドリガメにおすすめの餌や与える頻度、餌を食べないときの対処法について詳しく解説します。さらに、ミドリガメが見せる「餌くれダンス」の意味や、大きくなった亀の飼い方、飼育禁止の最新情報まで網羅。

これからミドリガメを飼う人も、すでに飼っている人も、ぜひ最後までチェックして、ミドリガメが元気に育つ環境を整えましょう!

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ミドリガメの基本的な餌のあげ方

ミドリガメの食性と適した餌の種類

ミドリガメは雑食性の爬虫類で、幼体のころは動物性の餌を好み、成長するにつれて植物性の餌も食べるようになります。栄養バランスを考えて、以下のような餌を組み合わせるのが理想的です。

市販の人工飼料(主食)

  • ミドリガメ専用のペレット(カルシウムやビタミンが強化されたものがおすすめ)

動物性の餌(副食・おやつとして)

  • アカムシ、ミミズ、乾燥エビ(カルシウム補給に◎)
  • 小魚(与えすぎ注意)

植物性の餌(成長に伴って増やす)

  • 小松菜、チンゲンサイ、レタス(種類によっては控えめに)
  • 水草(アナカリス、ホテイアオイなど)

バランスよく与えることで、ミドリガメの健康を保つことができます。

餌の頻度と適切な量はどのくらい?

ミドリガメの餌の頻度や量は、年齢や体の大きさによって変わります。

赤ちゃんミドリガメ(生後1年未満)

  • 1日1〜2回
  • 食べきれる量(5分以内に食べ終わる程度)

成体(1年以上)

  • 2〜3日に1回
  • 体の大きさに合わせた適量(頭の大きさと同じくらいの量が目安)

シニア(10年以上)

  • 3〜4日に1回
  • 消化に良いものを少なめに

餌を与えすぎると肥満になったり、水が汚れやすくなったりするため、適量を守ることが大切です。

赤ちゃんミドリガメの餌のあげ方と注意点

赤ちゃんミドリガメは、成長期のためたくさんの栄養が必要です。以下の点に注意しましょう。

栄養バランスのとれた餌を選ぶ

  • 主食は栄養強化された人工飼料(幼体用のペレットがおすすめ)
  • アカムシやミミズなどの動物性たんぱく質を適度にプラス

食べやすいサイズにする

  • 餌は小さく砕くか、水に浸してふやかしてから与える
  • 硬い野菜は細かく刻む

こまめな水換えをする
赤ちゃんミドリガメは餌の食べ残しが多く、水が汚れやすいので、こまめに水換えをして清潔に保つことが重要です。

以上がミドリガメの基本的な餌のあげ方です。次の章では、「ミドリガメにおすすめの餌」について詳しく解説していきます!

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ミドリガメにおすすめの餌とは?

市販の餌と手作り餌のメリット・デメリット

ミドリガメの餌には、市販の人工飼料と手作りの自然食材の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、最適な組み合わせを選びましょう。

市販の餌(人工飼料)
メリット

  • 栄養バランスが良い(カルシウムやビタミンが強化されている)
  • 長期保存が可能で管理が楽
  • 水に浮くタイプが多く、掃除がしやすい

デメリット

  • 味に飽きることがある(食べなくなる場合も)
  • 商品によって品質に差がある

手作りの餌(自然食材)
メリット

  • 新鮮な食材を与えられる
  • 嗜好性が高く、食いつきが良い
  • 食材の組み合わせで栄養バランスを調整できる

デメリット

  • 保存が難しく、毎回準備が必要
  • 栄養バランスを考えないと偏る

手軽に管理したいなら市販の餌が便利ですが、飽きがこないように手作りの餌を取り入れるのもおすすめです。

ミドリガメが食べられる野菜一覧と与え方

ミドリガメは野菜も食べますが、すべての野菜が適しているわけではありません

与えてOKな野菜

  • 小松菜・チンゲンサイ・豆苗(カルシウム豊富でおすすめ)
  • アナカリス・ホテイアオイ(水草は消化が良い)
  • ニンジン・カボチャ(加熱してやわらかくする)

避けたほうがいい野菜

  • ほうれん草・キャベツ(シュウ酸が多く、カルシウムの吸収を阻害する)
  • ネギ・玉ねぎ(有害成分が含まれるため厳禁)
  • ジャガイモ・トマトの葉(毒性があるため避ける)

野菜を与える際は細かく刻むか、茹でて柔らかくすると食べやすくなります。市販の餌と組み合わせながら、バランスよく与えましょう。

栄養バランスを考えた理想的な食事例

ミドリガメの健康を維持するために、以下のような食事メニューを意識すると良いでしょう。

基本の食事プラン

  • 主食(市販のペレット):7割
  • 副食(動物性の餌):2割(アカムシ、乾燥エビ、ミミズなど)
  • 補助(野菜・水草):1割

食事例(週のスケジュール)

曜日食事内容
市販のペレット + 乾燥エビ
市販のペレット + 小松菜
アカムシ + 水草
市販のペレット + ミミズ
市販のペレット + にんじん
小魚(少量) + チンゲンサイ
休食日(絶食日を設けることで消化を助ける)

ミドリガメの食欲や成長に合わせて、餌の量や種類を調整しながら健康的な食生活をサポートしましょう。

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ミドリガメが餌を食べない理由と対処法

ミドリガメが餌を食べない原因とは?

ミドリガメが突然餌を食べなくなると、飼い主としては心配になりますよね。考えられる原因はいくつかあります。

① 環境の変化によるストレス

  • 新しく迎えたばかりのミドリガメや、水槽のレイアウトを変えた直後は環境の変化に慣れず、食欲が落ちることがあります。

② 水温が低すぎる(冬眠状態になりかけている)

  • ミドリガメは変温動物のため、水温が20℃以下になると代謝が落ち、活動が鈍くなります。冬眠の準備状態になると、ほとんど餌を食べなくなることも。

③ 餌に飽きた、または好みでない

  • 同じ餌ばかり与えていると、ミドリガメが飽きてしまうことがあります。また、新しい餌を警戒して食べない場合も。

④ 体調不良や病気

  • 目や鼻に異常がある、元気がなくじっとしている場合は、病気の可能性があります。特に口内炎や消化不良、肺炎などの症状に注意が必要です。

⑤ 餌を与えすぎている(満腹状態)

  • ミドリガメは意外と少食でも生きていけるため、餌を与えすぎるとお腹がいっぱいになり、しばらく食べなくなることもあります。

餌を食べないときの対処法と工夫

餌を食べない原因を特定したら、適切な対処をしましょう。

① 環境の変化に慣れさせる

  • 新しい環境に移した場合は、なるべく静かに見守り、ストレスを与えないようにすることが大切です。

② 水温を適切に管理する(25〜28℃が理想)

  • 水温が低すぎる場合は、水中ヒーターを使って適温に保ちましょう。特に冬場は水温が下がりやすいので要注意!

③ 餌の種類を変えてみる

  • ミドリガメの好みに合わせて、アカムシや乾燥エビ、小魚など嗜好性の高い餌を試してみるのも有効です。

④ 餌の与え方を工夫する

  • 食べやすいように小さく砕く、ふやかすといった工夫をすると、食べることがあります。
  • 一度水槽内に沈めてから与えると、興味を持つ場合も。

⑤ 体調不良が疑われる場合は早めに対処する

  • 目が腫れている、呼吸が苦しそう、鼻水が出ているなどの症状がある場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。
  • 長期間(1週間以上)食べない場合も、病気の可能性があるため注意が必要です。

餌を食べない原因はさまざまですが、環境の見直しや餌の種類の変更で解決するケースが多いです。焦らず、じっくりとミドリガメの様子を観察しながら対応しましょう。

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ミドリガメの餌くれダンスとは?

亀が見せる「餌くれダンス」の意味とは?

ミドリガメを飼っていると、水槽の中で前足をバタバタさせたり、首を伸ばして水面をパシャパシャしたりする行動を目にすることがあります。これは、**「餌くれダンス」**と呼ばれる行動で、主に以下のような理由で行われます。

① お腹が空いていてアピールしている

  • 「餌をちょうだい!」と飼い主に向かってアピールする行動です。特に餌の時間が近くなると、活発に動き回ることが多くなります。

② 飼い主の姿を見ると条件反射的に反応する

  • 毎日決まった時間に餌をもらっていると、飼い主の姿=餌がもらえると学習し、反射的に餌くれダンスをするようになります。

③ 退屈して遊んでいる

  • 餌が欲しいわけではなく、単純に暇で水槽の中を動き回っていることもあります。水槽が狭いとこの行動が増える傾向があります。

④ もっと構ってほしい(興味を引きたい)

  • ミドリガメは意外と好奇心旺盛で、飼い主に興味を持っていることもあります。「かまってほしい!」という気持ちでダンスをしている場合も。

餌くれダンスをしすぎる場合の注意点

餌くれダンスは可愛らしい行動ですが、注意すべきポイントもあります。

① ダンスをしても餌を与えすぎない

  • 「ダンス=お腹が空いている」と思ってしまいがちですが、必ずしも空腹とは限りません。餌を与えすぎると肥満や水質悪化の原因になるので、決まった時間・適量を守りましょう。

② ダンスの頻度が増えすぎたら環境を見直す

  • もし1日中ダンスをしているようなら、水槽が狭い・遊び場が少ない・ストレスがたまっている可能性があります。
  • 大きめの水槽に変える、隠れ家や流木を設置する、日光浴の時間を増やすなどの対策をすると落ち着くことがあります。

③ 病気のサインではないか確認する

  • 餌くれダンスに加えて異常に暴れる、ずっと壁にぶつかっている、甲羅が白っぽくなっているといった症状がある場合は、病気の可能性があります。水温や水質をチェックし、必要に応じて獣医師に相談しましょう。

餌くれダンスはミドリガメの元気な証拠ですが、過度に反応しすぎると肥満やストレスの原因になることもあります。適切な管理をしながら、健康的に付き合うことが大切です。

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ミドリガメの飼い方と餌の関係

室内でのミドリガメの飼い方と餌管理

ミドリガメを室内で飼育する場合、環境が餌の食べ方や健康に大きく影響します。適切な飼育環境を整えながら、餌の管理も意識しましょう。

① 適切な水槽サイズを用意する

  • 成長に合わせた広さが必要!ミドリガメは最大で20〜30cmまで成長するため、最低でも60cm以上の水槽が望ましい。
  • 大きくなったら90cm以上の水槽や屋外飼育も検討すると◎。

② 水温とバスキング環境を整える

  • 水温:25〜28℃(ヒーターで管理)
  • 陸地・バスキングライト必須(日光浴できる環境を用意することで、消化が良くなり、餌の食いつきも向上)

③ 水質を清潔に保つ(フィルター&こまめな水換え)

  • 餌の食べ残しは水質を悪化させる原因になるため、フィルターの設置+週に1〜2回の部分水換えを徹底する。
  • 水が汚れていると食欲が落ちる原因になることも。

④ 餌の時間と場所を決める

  • 毎日決まった時間に与えることで、ミドリガメが餌のタイミングを覚え、食べやすくなる。
  • **別の容器で餌を与える方法(隔離給餌)**もおすすめ(食べ残しが水槽を汚すのを防げる)。

大きくなったミドリガメの餌の与え方

ミドリガメは成長するにつれて食べる量や内容が変化します。大きくなった亀に適した餌を与えることが重要です。

成長に応じた餌の種類

年齢餌の種類頻度
赤ちゃん(1歳未満)主に動物性の餌(アカムシ・乾燥エビ・ミミズ)+ペレット1日1〜2回
1〜5歳ペレット中心+野菜・水草・小魚など2〜3日に1回
5歳以上植物性の割合を増やす(小松菜・水草・果物少量)3〜4日に1回

肥満を防ぐためのポイント

  • 餌を与えすぎない!(特に動物性の餌)
  • 定期的に絶食日を設ける(週1回)
  • 日光浴や運動をしっかりさせる(狭い水槽だと運動不足になりやすい)

成長したミドリガメは、幼体ほど頻繁に餌を必要としません。餌の量をコントロールしながら、バランスよく与えることが健康維持のカギです!

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ミドリガメの飼育禁止問題と今後の対応

ミドリガメはなぜ飼育禁止になったのか?

ミドリガメ(正式名称:アカミミガメ)は、2023年6月に「条件付特定外来生物」に指定されました。これにより、2024年6月1日から新たに輸入・販売・野外放出が禁止となります。

飼育禁止の背景

  1. 生態系への悪影響
    • ミドリガメは繁殖力が非常に強く、日本の河川や池に逃がされると、在来種のカメ(クサガメ、ニホンイシガメ)を圧倒し、生態系を乱す原因になります。
  2. 巨大化しすぎて飼育放棄されるケースが増加
    • 子ガメのときは手のひらサイズでも、10年以上飼育すると30cm近くに成長することがあります。
    • 「大きくなって飼えなくなった」という理由で捨てられるケースが後を絶ちません。
  3. 水質汚染・農作物被害の原因に
    • ミドリガメは雑食性で、魚や水草を食い荒らし、水質を悪化させることがあります。
    • 一部の地域では、農作物を食害する被害も報告されています。

2024年以降の飼育ルールと注意点

2024年6月以降も、現在飼育しているミドリガメはそのまま飼える!

  • 今いるミドリガメを飼育すること自体は禁止されていません。
  • ただし、野外に放すことは絶対にNG! 違反すると罰則の対象になる可能性があります。

飼育者が守るべきルール

  • 適切な飼育管理を続ける(最後まで責任を持って飼う)
  • 繁殖させない(卵を産んだ場合は適切に処理する)
  • 飼えなくなったら自治体の指示に従う(勝手に放流しない)

ミドリガメの引き取りや譲渡はどうなる?

  • 今後は新たに購入・譲渡が禁止されるため、他の人に譲ることはできません。
  • 「飼えなくなったから」といって勝手に川や池に放すと、違法行為になります。自治体に相談するようにしましょう。

ミドリガメを最後まで飼うためにできること

ミドリガメの寿命は20〜30年と長いため、これからも適切な飼育を続けることが重要です。

長期飼育に向けたポイント

  1. 大きめの水槽・屋外飼育を検討する
    • 大きくなったミドリガメには、90cm以上の水槽を用意するのが理想。
    • ベランダや庭で屋外飼育するのも選択肢の一つ。
  2. 餌の与え方を調整し、健康管理を徹底する
    • 成長に合わせて餌の量をコントロールする(肥満にならないよう注意)。
    • 日光浴や運動ができる環境を整えることで、甲羅の病気やストレスを防ぐ。
  3. 最後まで責任を持つ
    • 「大きくなったから捨てる」は絶対にNG!
    • どうしても飼えなくなった場合は、自治体やカメ専門の保護団体に相談する。

今後、ミドリガメの飼育環境は厳しくなりますが、正しい知識と管理を続けることで、最後まで大切に飼育することができます

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まとめ:ミドリガメの正しい餌のあげ方と飼育のポイント

ミドリガメを健康に育てるためには、餌の種類や与え方、水槽環境、飼育ルールを正しく理解することが大切です。

ミドリガメの餌の基本

  • 成長に合わせた餌を選ぶ(赤ちゃんは動物性多め、成長したら植物性を増やす)
  • 餌の頻度と量を調整する(幼体は毎日、成体は2〜3日に1回)
  • 栄養バランスを考えて与える(ペレット+野菜+たまに動物性餌)

飼育環境が餌の食べ方に影響する

  • 水温は25〜28℃をキープ(低すぎると食欲不振の原因に)
  • バスキング環境を整える(日光浴で消化を助ける)
  • 水質管理を徹底する(食べ残しで水が汚れないように)

餌くれダンスと正しく付き合う

  • 「餌が欲しい!」と可愛くアピールするが、過剰に反応して与えすぎないことが大事
  • ストレスや水槽の狭さが原因でダンスが増える場合もあるので、環境を見直す

2024年以降の飼育ルール

  • ミドリガメの販売・輸入・野外放流は禁止
  • 現在飼っている個体はそのまま飼育OKだが、最後まで責任を持つことが大前提
  • 飼えなくなったら、自治体や専門機関に相談する(絶対に逃がさない!)

最後に

ミドリガメは寿命が長く、飼育環境によっては20年以上生きることもあるペットです。長く健康に育てるために、適切な餌と環境管理を心がけ、最後まで大切に飼育しましょう!

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