【ミドリガメを見つけたらどうする?】適切な対応と注意点を解説

【ミドリガメを見つけたらどうする?】適切な対応と注意点を解説 かめ
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公園の池や川辺、道端でミドリガメを見つけたことはありませんか?ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は、日本各地でよく見かける外来種のカメですが、近年は「飼育禁止」や「生態系への影響」が話題になっています。

「亀を見つけたら縁起が良い」といった言い伝えもありますが、実際に野生のミドリガメを見つけたらどうすればいいのでしょうか?また、すでに飼育している場合はどう対応すればよいのでしょうか?

この記事では、ミドリガメを見つけたときの適切な対処法や、なぜ飼育が禁止されたのか、引き取り先はあるのかなどについて詳しく解説します。ミドリガメに関する正しい知識を身につけ、適切な対応ができるようにしましょう!

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  1. ミドリガメを見つけたらどうする?
    1. 野生のミドリガメを見つけた場合の対応
      1. ✅ そのままにしておくのが基本
      2. ✅ 環境に影響を与えないように観察する
      3. ✅ 飼い主を探すのは難しい
      4. ✅ 自治体の対応を確認する
    2. 亀を見つけたら縁起が良いって本当?
      1. ✅ 「亀を見つけると幸運が訪れる」という言い伝え
      2. ✅ ミドリガメでも縁起が良い?
      3. ✅ 亀を見つけたら「環境を大切にする」意識を持つ
    3. ✅ まとめ:ミドリガメを見つけたら冷静に対応しよう!
  2. ミドリガメはなぜ飼育禁止になったのか?
    1. ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の外来種問題
      1. ✅ 輸入されたペットが野生化
      2. ✅ ミドリガメの驚異的な繁殖力
    2. ミドリガメが生態系に与える影響とは?
      1. ✅ 在来のカメ(クサガメ・イシガメ)を圧倒
      2. ✅ 水辺の生態系を破壊
      3. ✅ 水質悪化の原因にも
    3. ミドリガメ飼育禁止はいつから?法規制の概要
      1. ✅ 「特定外来生物」になるとどうなる?
      2. ✅ 違反すると罰則も!
      3. ✅ 「もう飼えない…」と思ったら?
    4. ✅ まとめ:ミドリガメの飼育禁止は、生態系を守るための措置
  3. ミドリガメを飼育するのは違法?
    1. すでに飼っているミドリガメはどうすればいい?
      1. ✅ 2023年6月1日以前から飼っている場合はそのまま飼育OK
      2. ✅ 飼育していることを届け出る必要はない
      3. ✅ ミドリガメを外に逃がすのは絶対NG!
      4. ✅ 最後まで責任を持って飼育しよう
    2. ミシシッピアカミミガメの引き取り先はあるのか?
      1. ✅ 他の人に譲ることは法律で禁止
      2. ✅ 自治体の外来種回収事業を利用する
      3. ✅ 動物園や爬虫類施設への相談は困難
      4. ✅ 最後の手段として「適正な駆除」も検討
    3. ✅ まとめ:ミドリガメを飼っている人が取るべき行動
  4. ミドリガメの寿命と飼育の責任
    1. ミドリガメの寿命は50年!?長生きする亀の特徴
      1. ✅ ミドリガメの平均寿命は30〜50年
      2. ✅ 寿命を左右するポイント
      3. ✅ 野生のミドリガメも長生きする
    2. ミドリガメを飼う前に知っておくべきこと
      1. ✅ 成長すると30cm以上に!水槽では手狭になる
      2. ✅ 水換えや掃除が大変
      3. ✅ 飼育コストも意外とかかる
      4. ✅ 「長生きするからこそ、最後まで世話をできるか」を考える
    3. ✅ まとめ:ミドリガメを飼うのは覚悟が必要!
  5. ミドリガメを見つけたらどうする?正しい対応方法
    1. そのミドリガメ、本当に野生?それとも脱走したペット?
    2. ミドリガメを保護して飼うのは違法?
      1. ✅ ミドリガメを新しく飼うことは禁止
      2. ✅ すでに飼っている人が逃がすのも違法
    3. ミドリガメを見つけたらどうすればいい?
    4. ミドリガメを見つけたときの「縁起」って?
    5. ✅ まとめ:ミドリガメを見つけたらどうする?
  6. まとめ: ミドリガメを見つけたときの正しい対応方法と注意点
    1. 重要なポイント

ミドリガメを見つけたらどうする?

野生のミドリガメを見つけた場合の対応

公園の池や川、道端などでミドリガメを見つけることは珍しくありません。特に、ミドリガメ(正式名称:ミシシッピアカミミガメ)は日本各地の水辺に生息しており、もともとペットとして輸入されたものが放流され、野生化しています。

では、ミドリガメを見つけた場合、どのように対応すればよいのでしょうか?

✅ そのままにしておくのが基本

ミドリガメは特定外来生物に指定されており、むやみに捕獲して飼育することは法律で禁止されています。仮に子ガメであっても、個人が勝手に持ち帰ることは避けましょう。

✅ 環境に影響を与えないように観察する

野生のミドリガメを見つけた場合、興味本位で触ったり、エサを与えたりするのは避けましょう。特に、エサを与えるとその場に定着し、他の生態系に影響を及ぼす可能性があります。

✅ 飼い主を探すのは難しい

「もしかして逃げ出したペットかも?」と思うかもしれませんが、ミドリガメは全国各地に野生個体がいるため、飼い主を探すのは現実的ではありません。落し物として届ける必要もありません。

✅ 自治体の対応を確認する

地域によっては外来種対策のためにミドリガメの捕獲や駆除を行っている自治体もあります。もし「このまま放置して大丈夫か心配…」と思う場合は、市区町村の環境課や外来種対策を担当する機関に相談するのも一つの方法です。

亀を見つけたら縁起が良いって本当?

「亀は長寿の象徴」として知られ、日本では昔から縁起の良い動物とされています。では、ミドリガメを見つけた場合も縁起が良いと考えられるのでしょうか?

✅ 「亀を見つけると幸運が訪れる」という言い伝え

昔から「亀を見つけると長生きする」「金運が上がる」といった言い伝えがあります。特に、日本の伝統的な亀(クサガメやイシガメ)を見つけると、幸運の兆しとされることが多いです。

✅ ミドリガメでも縁起が良い?

ミドリガメもカメの一種なので、「長寿」の象徴であることは間違いありません。しかし、外来種問題を考えると、単に縁起が良いと捉えるのではなく、適切な対応を考えることが重要です。

✅ 亀を見つけたら「環境を大切にする」意識を持つ

「亀を見つける=幸運」と考えるのも良いですが、それ以上に、ミドリガメが野生化している現状を知り、外来種問題に関心を持つきっかけにすることも大切です。

✅ まとめ:ミドリガメを見つけたら冷静に対応しよう!

  • 基本的にはそのままにしておくのがベスト
  • 飼育は禁止されているため、持ち帰らないこと
  • 環境を守るため、むやみに触ったりエサを与えたりしない
  • 不安があれば自治体に相談するのも◎
  • 亀を見つけたことを「幸運のサイン」として前向きに捉えるのもOK
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ミドリガメはなぜ飼育禁止になったのか?

ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は、かつてペットとして人気がありました。しかし、近年は「外来種問題」や「生態系への悪影響」が深刻化し、2023年6月1日から特定外来生物に指定され、無許可での飼育・販売・譲渡・放流が禁止されました。

ここでは、なぜミドリガメの飼育が禁止されたのか、その理由を詳しく解説します。

ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の外来種問題

ミドリガメはもともと日本には生息していなかった外来種です。

✅ 輸入されたペットが野生化

1960年代からアメリカから輸入され、ペットとして販売されていました。しかし、成長すると大きくなり、飼育が困難になるため、「飼えなくなったから」と川や池に放流する人が増えたのです。その結果、各地で野生化が進み、日本の在来種と競争するようになりました。

✅ ミドリガメの驚異的な繁殖力

ミドリガメは1回の産卵で数十個の卵を産むため、繁殖力が非常に強いです。そのため、放流された個体がどんどん増え、現在では全国各地で定着してしまいました。

ミドリガメが生態系に与える影響とは?

ミドリガメは雑食性で、環境への影響が非常に大きいとされています。

✅ 在来のカメ(クサガメ・イシガメ)を圧倒

日本には元々、クサガメニホンイシガメといった在来種のカメが生息していました。しかし、ミドリガメのほうが成長が早く、体が大きく、エサを奪いやすいため、競争に勝てず、在来種のカメが減少しています。

✅ 水辺の生態系を破壊

ミドリガメは植物や小魚、水生昆虫などを食べ、繁殖力も強いため、日本の自然環境に大きな影響を与えています。特に、水草を食べ尽くすことで、水辺の生態系が崩れる原因になっています。

✅ 水質悪化の原因にも

ミドリガメのフンが多くなると、水の富栄養化が進み、藻が大量発生することがあります。これが水質悪化の原因となり、他の生物が住みにくい環境を作り出してしまうのです。

ミドリガメ飼育禁止はいつから?法規制の概要

ミドリガメは、2023年6月1日から「特定外来生物」に指定されました。

✅ 「特定外来生物」になるとどうなる?

  • 新たに飼育することは禁止(許可を得た場合を除く)
  • 販売・譲渡・輸入・放流は禁止
  • すでに飼っている個体はそのまま飼育可能(ただし放流は厳禁)

✅ 違反すると罰則も!

無許可での飼育や販売、放流を行うと、個人は1年以下の懲役または100万円以下の罰金、法人は5,000万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

✅ 「もう飼えない…」と思ったら?

ミドリガメを手放す場合、自治体や専門の団体に相談する必要があります。後ほど詳しく解説しますが、絶対に野外に放さないようにしましょう!

✅ まとめ:ミドリガメの飼育禁止は、生態系を守るための措置

  • ミドリガメは外来種として日本に持ち込まれた
  • 放流が原因で野生化し、繁殖力の強さから生態系を脅かしている
  • 2023年6月1日から「特定外来生物」に指定され、飼育・販売・譲渡が禁止に
  • すでに飼っている場合は引き続き飼育可能だが、絶対に放流してはいけない!
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ミドリガメを飼育するのは違法?

「ミドリガメの飼育が禁止になった」と聞いて、不安を感じている飼い主の方も多いのではないでしょうか?

しかし、**すでに飼育しているミドリガメを手放す必要はありません。**2023年6月1日以降も、適切に飼い続けることは認められています。

ただし、新しく飼うことや、他の人に譲ること、野外に放すことは違法となります。ここでは、ミドリガメをすでに飼っている人が取るべき対応や、どうしても飼えなくなった場合の対処法について解説します。

すでに飼っているミドリガメはどうすればいい?

✅ 2023年6月1日以前から飼っている場合はそのまま飼育OK

法律の施行前に飼っていたミドリガメは、引き続き飼育できます。ただし、逃がすことは厳禁です。

✅ 飼育していることを届け出る必要はない

「特定外来生物に指定されたから、役所に届け出なければならないの?」と心配する人もいますが、届け出は不要です。特に許可を取ることなく、今までどおり飼育を続けられます。

✅ ミドリガメを外に逃がすのは絶対NG!

  • 「池や川に放せば自然の中で生きていけるかも…」
  • 「かわいそうだから自然に返したい…」

こう考える人もいるかもしれませんが、ミドリガメを野外に放すことは法律違反です。
1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があるため、絶対にやめましょう。

また、ミドリガメが野生化すると、日本の生態系に深刻な影響を及ぼします。在来種のカメ(クサガメやイシガメ)がエサを奪われたり、住みかを追われたりしてしまうため、「自然に返す」という考えは間違いです。

✅ 最後まで責任を持って飼育しよう

ミドリガメの寿命は30〜50年と非常に長いです。小さい頃は手のひらサイズですが、成長すると甲長30cm以上になる個体もいるため、適切な環境を用意する必要があります。

**「思ったより大きくなった…」「世話が大変になった…」**と感じても、最後まで責任を持って飼い続けることが大切です。

ミシシッピアカミミガメの引き取り先はあるのか?

「どうしても飼い続けるのが難しい…」という場合、どのような対処法があるのでしょうか?

✅ 他の人に譲ることは法律で禁止

特定外来生物に指定されたため、ミドリガメを他の人に譲渡することは違法です。友人や知人、SNSなどを通じて里親を探すこともできません。

✅ 自治体の外来種回収事業を利用する

自治体によっては、外来種対策としてミドリガメの引き取りや駆除を行っている場合があります。
まずは、お住まいの市区町村の環境課や外来種対策を担当する部署に相談してみましょう。

✅ 動物園や爬虫類施設への相談は困難

「動物園や水族館なら引き取ってくれるのでは?」と考える人もいますが、ほとんどの施設では引き取りを受け付けていません。
なぜなら、すでに多くの施設でミドリガメが飼育されており、新たに受け入れる余裕がないためです。

✅ 最後の手段として「適正な駆除」も検討

飼い続けることができず、自治体の引き取りも難しい場合は、安楽死処置(適正な駆除)を行うという選択肢もあります。

具体的には、動物病院や外来種駆除を行っている団体に相談し、苦痛を伴わない方法で処分してもらうことが可能です。

✅ まとめ:ミドリガメを飼っている人が取るべき行動

  • 2023年6月1日以前から飼っている場合は、引き続き飼育OK
  • 届け出の必要はないが、逃がすことは法律違反(罰則あり)
  • 他の人に譲ることも禁止されている
  • どうしても飼えない場合は、自治体の外来種対策部署に相談
  • 適正な駆除(安楽死処置)という選択肢もある
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ミドリガメの寿命と飼育の責任

ミドリガメは、子ガメのうちは手のひらサイズで可愛らしく、ペットとして人気がありました。しかし、成長すると30cm近くまで大きくなり、寿命も長いため、飼育の責任が非常に重い生き物です。

ここでは、ミドリガメの寿命や飼育の難しさ、飼い続けるために必要なポイントについて詳しく解説します。

ミドリガメの寿命は50年!?長生きする亀の特徴

「ミドリガメはどれくらい生きるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

✅ ミドリガメの平均寿命は30〜50年

一般的に、ミドリガメの寿命は30〜50年といわれています。特に、適切な環境で飼育すれば、50年以上生きる個体もいるため、一生涯の世話が必要になります。

✅ 寿命を左右するポイント

ミドリガメの寿命は、以下のような環境で大きく変わります。

  1. 適切な食事:バランスの取れたエサ(人工飼料・野菜・小魚など)
  2. 日光浴・紫外線:日光浴やUVライトが不足すると甲羅が弱くなる
  3. 水質管理:汚れた水は病気の原因になるため、こまめな水換えが必要
  4. 広い飼育スペース:成長に合わせて十分なスペースを確保する

もし、これらの条件が整っていないと、寿命が短くなったり、病気にかかりやすくなったりします。

✅ 野生のミドリガメも長生きする

自然の環境でも、ミドリガメは寿命が長く、40年以上生きる個体もいます。 そのため、一度放流されると、その地域に長く定着し、生態系に影響を与え続けるのです。

ミドリガメを飼う前に知っておくべきこと

ミドリガメは小さいうちは飼いやすそうに見えますが、成長すると飼育が大変になります。「かわいいから」と安易に飼い始めるのは危険です。

✅ 成長すると30cm以上に!水槽では手狭になる

子ガメの頃は5cm程度でも、成長すると30cm近くまで大きくなるため、小さな水槽では飼いきれません。

<ミドリガメの成長イメージ>

  • 生後1年:甲長5〜8cm(手のひらサイズ)
  • 3〜5年:甲長15〜20cm(要大型水槽)
  • 10年〜:甲長25〜30cm(飼育スペースがかなり必要)

また、大きくなると力も強くなり、ガラス水槽を割ることもあるため、飼育環境をしっかり整える必要があります。

✅ 水換えや掃除が大変

ミドリガメは食欲旺盛でフンも多いため、水がすぐに汚れます。 水質が悪いと病気になりやすく、こまめな水換えや掃除が必要です。

<ミドリガメの水換え頻度の目安>

  • フィルターあり → 1〜2週間に1回
  • フィルターなし → 2〜3日に1回

水換えの手間を考えると、「手軽なペット」とは言えないでしょう。

✅ 飼育コストも意外とかかる

ミドリガメの飼育には、以下のようなコストがかかります。

項目費用の目安
水槽・飼育設備10,000〜30,000円
フィルター・ポンプ5,000〜15,000円
ヒーター3,000〜5,000円
UVライト・バスキングライト5,000〜10,000円
エサ(年間)5,000〜10,000円
水道代・電気代(年間)10,000円以上

また、病気になった場合は、爬虫類を診てくれる動物病院を探す必要があり、診察費用も高額になることがあります。

✅ 「長生きするからこそ、最後まで世話をできるか」を考える

ミドリガメは犬や猫よりも寿命が長く、「自分が高齢になったときに世話を続けられるか?」も考えておく必要があります。

万が一、飼い主が世話をできなくなった場合、ミドリガメの引き取り手を見つけるのは非常に困難です。最後まで責任を持って飼育できるかどうか、慎重に考えましょう。

✅ まとめ:ミドリガメを飼うのは覚悟が必要!

  • ミドリガメの寿命は30〜50年と長い
  • 成長すると30cm以上になり、広い飼育スペースが必要
  • 水質管理や水換えの手間がかかる
  • 飼育費用も意外と高く、長期的なコストを考える必要がある
  • 最後まで責任を持って飼育できるかをよく考える

ミドリガメは長寿で、大きく成長するため、簡単に飼い始めることはできません。もし「もう飼えない」と感じたら、絶対に放流せず、適切な方法で対応することが重要です。

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ミドリガメを見つけたらどうする?正しい対応方法

「公園の池でミドリガメを見つけた」「道端で亀が歩いていた」など、思わぬ場所でミドリガメに遭遇することがあります。

しかし、むやみに拾って飼うのはNGです。2023年6月1日からミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は特定外来生物に指定されており、新たに飼育することは禁止されています。

では、ミドリガメを見つけたときはどうすればよいのでしょうか?ここでは、適切な対応について解説します。

そのミドリガメ、本当に野生?それとも脱走したペット?

まず、見つけたミドリガメが「もともとその場所に生息していたのか」「誰かのペットが逃げ出したのか」を確認することが大切です。

野生化している可能性が高い場合

  • 公園の池、川、湖などで見つけた
  • 甲羅が泥で汚れている
  • 他にもミドリガメがいる

脱走したペットの可能性が高い場合

  • 住宅街や庭で見つけた
  • 甲羅が比較的きれい
  • 人を見てもあまり警戒しない

ペットとして飼われていたカメが逃げ出した場合は、近所で飼い主を探すのが先決です。しかし、ほとんどの場合は野生化したミドリガメであることが多いです。

ミドリガメを保護して飼うのは違法?

✅ ミドリガメを新しく飼うことは禁止

2023年6月1日から、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は特定外来生物に指定されました。そのため、見つけたミドリガメを新しく飼育することは法律違反となります。

**「かわいそうだから飼ってあげよう」**と思っても、許可なく飼うことはできません。

違反した場合の罰則

  • 1年以下の懲役または100万円以下の罰金(個人)
  • 法人の場合は5,000万円以下の罰金

そのため、「拾ったから家で飼おう」というのは絶対にやめましょう。

✅ すでに飼っている人が逃がすのも違法

ミドリガメを「自然に返してあげよう」と思っても、野外に放すことも法律違反です。すでに飼っている場合は、最後まで責任を持って飼育する必要があります。

ミドリガメを見つけたらどうすればいい?

もしミドリガメを見つけたら、以下の対応をとりましょう。

そのまま放置する(捕獲しない)
ミドリガメはすでに全国各地で野生化しており、放置しても問題はありません。公園や川などで見つけた場合は、特に手を出さずにそのままにしておくのがベストです。

自治体に相談する
「このままにしておいても大丈夫?」と不安な場合は、自治体の環境課や外来種対策担当部署に相談しましょう。一部の自治体では、外来種回収事業を実施しており、適切な処置をしてくれる場合があります。

道路で見つけた場合は安全を確保
車道や歩道など、人や車に危険が及ぶ場所でミドリガメを見つけた場合は、安全な場所に移動させるのも一つの方法です。ただし、近くの水辺に放すことは違法となる可能性があるため、慎重に判断しましょう。

駆除が必要な場合もある
一部の地域では、ミドリガメの駆除活動が行われています。見つけたミドリガメを回収する活動をしている自治体や専門団体がある場合は、そちらに連絡するのも選択肢の一つです。

ミドリガメを見つけたときの「縁起」って?

「亀を見つけたら縁起がいい」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。実際、亀は**「長寿」「金運」「幸運」の象徴**とされ、日本では古くから縁起の良い生き物とされています。

亀を見つけたときの意味

  • 長寿の象徴:「健康や長生きにつながる」
  • 金運アップ:「財運が良くなる」「お金が貯まる」
  • 幸運の兆し:「良いことが起こる前触れ」

しかし、これは主に**日本の在来種(クサガメ・イシガメ)**に関する言い伝えです。ミドリガメは外来種であり、生態系に悪影響を及ぼしているため、必ずしも縁起が良いとは言えません。

「縁起がいいから」といって勝手に持ち帰ったりせず、適切な対応を心がけることが重要です。

✅ まとめ:ミドリガメを見つけたらどうする?

  • 公園や川で見つけても、基本的にはそのままにする
  • 新しく飼育することは法律違反なので、拾って飼うのはNG
  • 自治体や外来種対策の専門機関に相談するのも一つの方法
  • 道路など危険な場所で見つけた場合は、安全な場所に移動させる
  • 「縁起がいい」と言われることもあるが、安易に持ち帰らない

ミドリガメはすでに日本全国に広がっており、単に見つけただけでは問題にはなりません。ただし、適切な対応を知らずに違法行為をしてしまわないように注意しましょう!

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まとめ: ミドリガメを見つけたときの正しい対応方法と注意点

ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は、もともとペットとして人気がありましたが、特定外来生物に指定され、飼育や放流が法律で制限されています。もしミドリガメを見つけた場合、安易に飼うことや自然に返すことは違法となるため、適切な対応が求められます。

重要なポイント

  • 見つけたミドリガメが野生か脱走したペットかを確認する
  • 新たに飼うことはできない(特定外来生物に指定されているため)
  • そのまま放置しておいても問題はないが、危険な場所にいた場合は安全な場所に移動させる
  • 自治体や専門機関に相談して適切な処理を依頼する

ミドリガメは縁起の良い生き物とされていますが、その生態系への影響を考えると、手を出すべきではありません飼育や放流を避け、適切な方法で対応することが重要です。

最後に、ミドリガメを見つけた際の正しい行動を知って、周囲の環境や生物への配慮を大切にしましょう。

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